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仙台今季初完封、敵地で名古屋に完勝「ACLの悔しさを晴らそうと…」

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[5.6 J1第10節 名古屋0-2仙台 豊田ス]

 ベガルタ仙台が敵地で名古屋グランパスを2-0で下した。仙台は4月13日のFC東京戦以来、公式戦5試合ぶりの勝利。今季リーグ戦初の無失点試合を達成した。対する名古屋はリーグ戦連敗。公式戦の勝ちなしも5試合(1分4敗)に伸びた。

 先制は仙台。前半28分、右サイドからMF太田吉彰がクロスを上げると、逆サイドでMF角田誠が競り合ったMF中村直志の頭上をいく打点の高いヘッドで合わせて先制点をもたらした。

 先行した仙台はその後も試合を優位に進める。前半44分には角田が強烈ミドルを放ったが、これはわずかに左に外れていった。名古屋にいい形を作らせず、前半を1点リードで折り返した。

 後半に入っても仙台は余裕を持った攻撃を続ける。9分のFW赤嶺真吾のシュートはポストを叩いたが、迎えた同13分、MF梁勇基のアーリークロスにFW柳沢敦が飛び込み、リードを着実に広げた。

 名古屋も後半開始からDF増川隆洋を、同16分にはFW玉田圭司とFW矢野貴章を投入。30分近くを残した段階で3枚のカードをすべて切るという勝負に出る。しかし玉田のシュートなど複数のシュートがクロスバーを直撃するなど、最後まで仙台のゴールネットを揺らすことができず完敗。GK楢崎正剛がJ1通算512試合出場で歴代単独1位に浮上した記念すべき試合を勝利で飾ることは出来なかった。試合後、場内を一周する選手たちには容赦ないブーイングが浴びせられていた。

 1日に行われたACL第6節で江蘇舜天(中国)に逆転負けを喫し、ACL敗退が決定した仙台。来季リベンジのためにも、そろそろリーグ戦の順位も上げていきたいところだった。勝ち点を12位に伸ばしたことで、順位も10位に浮上。「ACLの悔しさはすぐ晴らそうと話していた。名古屋相手にアウェーで勝てたことは大きい。ここから巻き返すつもりで頑張りたい」と今季リーグ戦初ゴールを挙げた柳沢も巻き返しを誓っていた。

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