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終盤ヒヤリとさせられたG大阪、逃げ切って2位浮上

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[5.12 J2第14節 福岡2-3G大阪 レベスタ]

 3位ガンバ大阪は敵地でアビスパ福岡に3-2で勝利した。前節・神戸戦(0-2)で今季初黒星を喫したG大阪。3-0から1点差に追い上げられる苦しい展開ながら、2試合ぶりの白星で順位も2位に上げた。

 試合開始早々の前半1分、MF倉田秋のスルーパスに抜け出したFWレアンドロがいきなりの決定機を迎える。シュートは至近距離でGK水谷雄一の阻まれ、ゴール方向に流れたこぼれ球もDF堤俊輔が何とかクリア。立ち上がりの失点は免れた福岡だったが、G大阪の攻撃力に耐え切ることができなかった。

 前半39分、中盤でルーズボールを奪ったMF遠藤保仁が相手を一人かわして縦パス。フリーでボールを受けたレアンドロはPA手前から右足ミドルをゴール右上隅に流し込み、先制点を奪った。同44分にもDF藤春廣輝のインターセプトからパスを受けたレアンドロが追加点。さらに後半14分、左サイドをオーバーラップした藤春のアーリークロスに逆サイドから走り込んだ倉田が右足で合わせ、3-0と突き放した。

 このままG大阪の圧勝かと思われたが、ここから福岡が怒涛の反撃を見せる。後半25分、途中出場のFW石津大介が豪快な右足ミドルを叩き込み、まずは1点を返すと、立て続けにチャンスをつくった。同37分には左サイドから仕掛けたMF三島勇太が中央に流し、再び石津が右足でシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、2-3と1点差に追い上げた。

 G大阪は後半42分、レアンドロに代えてMF明神智和を投入し、守備を強化する。終盤も福岡の猛攻に遭ったが、何とか3-2で逃げ切り、勝ち点3をもぎ取った。レアンドロは「今日は母の日なので、全国のお母さん、そして自分の妻にもおめでとうと言いたい」とコメント。結果については「後半は苦しんだが、勝ち切ることができてよかった」と胸をなで下ろしていた。

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