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兵働がバースデー弾、千葉は今季初の3連勝で4位浮上

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[5.12 J2第14節 千葉3-2富山 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉はホームでカターレ富山に3-2で競り勝った。今季初の3連勝を飾り、順位も4位に浮上。富山は終盤に猛攻を見せたが、あと1点及ばず、5戦勝ちなし(2分3敗)となった。

 試合開始早々の前半5分、千葉はMF兵働昭弘のスルーパスからDF米倉恒貴が右サイドのスペースに抜け出す。フワリと浮かしたピンポイントクロスをFWケンペスがダイビングヘッドで押し込み、幸先よく先制点を奪った。

 富山の反撃を受ける千葉は前半32分、自陣でMF佐藤勇人がボールを奪われ、ピンチを招くが、FW苔口卓也のシュートはGK岡本昌弘がセーブ。すると前半42分、MF田中佑昌の左クロスに兵働が右足で合わせ、2-0とリードを広げた。

 この日、31歳の誕生日を迎えた兵働が自らを祝うバースデーゴール。後半12分には相手陣内でケンペスがMF大山俊輔からボールを奪い、MF谷澤達也にパスを送ると、こぼれ球が再びケンペスの足元にこぼれ、左足で蹴り込んだ。

 3-0と突き放した千葉だが、守備陣が耐え切れない。富山は後半32分、MFソ・ヨンドクのFKをDF舩津徹也が頭でそらし、こぼれたところをFW西川優大が押し込んだ。1点を返すと、2分後の後半34分にもソ・ヨンドクのFKから苔口がヘディングシュート。クロスバーに当たった跳ね返りを苔口が自ら詰め、待望の今季初ゴールで2-3と1点差に追い上げた。

 同点ゴールを目指し、最後まで千葉を攻め立てた富山だが、あと1点届かず。千葉が3-2で逃げ切った。今季通算11ゴールに伸ばし、得点ランキング首位を走るケンペスは「FWは点を取るのが仕事。結果が付いてくるのはうれしいが、守備も含めて、チームのためにがんばり続けたい」とコメント。兵働も「90分間、集中して戦わないと、立て続けに失点する。まだまだ強くなって、4連勝、5連勝と伸ばしていきたい」と終盤の試合運びを反省し、さらなる快進撃を誓っていた。

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