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最後はFW城後がGK務めるも…AT11分に失点し福岡は熊本とドロー

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[6.1 J2第17節 福岡1-1熊本 レベスタ]

 アビスパ福岡ロアッソ熊本の“バトル・オブ・九州”が1日にレベルファイブスタジアムで行われた。前半30分にFW西田剛のゴールで福岡が先制したが、後半アディショナルタイム11分に熊本FWファビオが同点ゴールを決めた。イエローカード9枚、レッドカード2枚が乱れ飛んだ試合は1-1のドローに終わった。

 福岡にとっては悪夢のような終盤となった。交代枠3枚を使い切ったあとの後半35分、GK水谷雄一がゴールキックを蹴りにいった際に左足を負傷。水谷は無理やりプレーしようとするがドクターストップがかかり担架でピッチ外に運ばれた。この後はFW城後寿が水谷の23番のGKユニフォームに着替えてゲームを進めることになった。

 福岡はこの日先制ゴールを決めていたFW西田剛が後半10分にこの日2枚目のイエローカードを貰い退場となっていた。さらに水谷の負傷退場で、残り時間を9人で戦うことになった。さらに水谷の治療時間などに取られた時間は長く、ロスタイムは9分が取られることになった。

 アディショナルタイムに入ると、両チームの複数の選手が足が痙攣する。アディショナルタイムがさらに伸びると、表示は10分を越えた。するとアディショナルタイム11分、熊本はゴール前に放り込んだボールをDF矢野大輔が落とすと、FW齊藤和樹がヘッドで折り返す。これをFWファビオがボレーで押し込み、ついに同点に追いついた。整列時に篠藤巧主審に抗議にいったFWオズマールにもレッドカードが提示されるなど、終了後もものものしい雰囲気となった一戦。雨中の激戦は勝ち点1ずつを分け合う形で幕を閉じた。

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