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2位・神戸が6戦ぶり黒星、堅守・岡山から1点奪えず

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[7.3 J2第22節 岡山1-0神戸 カンスタ]

 2位・ヴィッセル神戸が9位のファジアーノ岡山に0-1で敗れた。

 6月を3勝2分で乗り切った神戸に対し、岡山は6月の5試合を4分1敗で現在6試合連続未勝利中。ただ、試合開始直後に岡山が先制ゴールを奪う。前半2分、岡山は左サイドでMF関戸健二がインターセプトすると、前を向いたFW押谷祐樹がドリブルで斜めに持ち上がりながら右足を振りぬく。これがGKの指先を抜けてゴール左上隅へ突き刺さる先制ゴールとなった。

 対する神戸は6分にカウンターからボールをつないで今季初先発の左SB茂木弘人が右足シュート。またMF小川慶治朗のスペースへの動きなどで相手を押し下げようとする。ただ、前線とボランチのプレッシャーが上手くハマっていた岡山の前になかなか攻撃を決定機まで結びつけることができない。

 逆に岡山は早い段階で縦パスを入れてリズムをつくると、27分には左FKをファーサイドのDF植田龍仁朗が折り返し、中央のDF近藤徹志が決定的な右足シュートを放つ。MF千明聖典やFW関戸健二のところでボールが収まる岡山はさらに42分、関戸がCBとSBとのギャップへ絶妙なスルーパス。これを押谷がダイレクトで中央へ折り返すと、FW荒田智之と押谷が立て続けに決定的なシュートを放った。

 神戸は4月28日の岡山戦以来の出場となるDF相馬崇人を後半開始から投入。直後には縦へ抜けだした小川の折り返しから田代が決定機を迎えたが、右足シュートをゴール左外へ外すと、12分にも相手のミスを突いたMF小川慶治朗がPA内左45度から決定的なシュートを放ったが、これも枠を捉えることができない。

 攻勢に試合を進めながら岡山にラストパスを読まれてカットされてしまう神戸は、残り7分を切って4バックから3バックへ変更。前線に人数をかけて同点ゴールを狙いに行く。だが、最後までGK中林洋次中心に守る岡山の堅守をこじ開けることができず。6試合ぶりの黒星を喫した。
 

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