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再開初戦、小川が2発で5連敗中名古屋を救う

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[7.6 J1第14節 名古屋2-1清水 豊田ス]

 名古屋グランパス清水エスパルスを2-1で下し、リーグ戦の連敗を5で止めた。4月13日以来勝利のない状況が続いていた名古屋が、ようやく長いトンネルを抜け出した。

 先制は名古屋だった。前半5分までにFWケネディがシュート3本を放つなど積極的に攻める名古屋は、同9分、FW玉田圭司がクサビのパスをケネディがPA内で受ける。反転して左サイドにフリーで走り込んだMF小川佳純に流した時点で勝負あり。小川が落ち着いて左足で流し込み、理想的な時間帯に名古屋が先制に成功した。

 だが清水は名古屋の一瞬の隙を見逃さなかった。前半13分、左サイドからのCKを獲得すると、クロスをGK楢崎正剛が飛び出し弾きにいく。しかし空振りに終わると、裏にいたMF村松大輔の頭に合い、清水があっという間に同点に追いついた。

 暑さのためか、徐々にテンポは落ち始めるが、ポゼッションでは名古屋が上回った。しかしラストパスの精度を欠き、なかなか追加点を奪うことが出来ない。

 だが迎えた後半44分、ついに名古屋が勝ち越しに成功する。DF阿部翔平からのクロスにケネディが飛び込む。ゴール前で倒れ込みながら粘ると、DF田中マルクス闘莉王がマイナスに戻す。これを小川が豪快に押し込み、勝利を手繰り寄せた。

 リーグ戦は5連敗中と泥沼状態にあった名古屋を2ゴールで救った小川。中断明け初戦の大事な一戦をものに出来たのは大きい。「非常に苦しい時期が続いていたので勝ててホッとしている」と安堵した小川は、「まだまだ状況が変わったわけではない。どんどん上を目指してやっていくだけ」と再浮上を誓った。

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