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大宮の大卒ルーキー今井が先制アシスト、「3人目の動きでフリーになった」

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[7.6 J1第14節 大宮1-1鳥栖 NACK]

 先制アシストも喜ぶことはできなかった。大宮アルディージャの大卒ルーキー、DF今井智基は前半17分にMF青木拓矢の先制点をアシスト。右サイドをオーバーラップし、いったん中央のMF渡邉大剛に預けると、そのままPA内に走り込み、FW長谷川悠を経由してボールが戻ってきた。「3人目の動きでフリーになった。いいところにボールが来て、青木クンがフリーなのが見えたので」。冷静にマイナスに折り返し、青木が右足ダイレクトでゴールネットを揺らした。

 午後7時開始とはいえ、キックオフ時点の気温は29.3度。湿度は67%。蒸し暑いピッチの上でも、運動量豊富に右サイドを上下動した。「中断前と比べてだいぶ暑かったけど、練習試合も暑い気候でやっていた。やりづらさはなかった」と胸を張る。しかし、チームは後半に入ると、全体として運動量が落ち、鳥栖の反撃を受けた。

「前半に比べて、後半は相手が前から圧力をかけてきて、ロングボールを蹴ってきた。DFラインが弾いたセカンドボールを拾われて、蹴り合いになった。そこは修正したい」。結局、後半38分に同点ゴールを許し、1-1のドロー。「首位という立場を気にせず、目の前の勝ち点3を取りたかった。勝ち点1に終わって残念」と悔しさを隠さなかった。

(取材・文 西山紘平)

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