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鳥栖、エース豊田が2試合連続ゴールも…最後は名古屋の執念が勝る

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[7.13 J1第16節 名古屋3-2鳥栖 瑞穂陸]

 名古屋グランパスがホームでサガン鳥栖に3-2で競り勝った。下位相手に負けるわけにいかなかった名古屋が執念で勝ち点3をもぎ取った。一方の鳥栖は運動量では上回っていたが、結果は敗戦。エース豊田陽平の2試合連続ゴールも実らず、中断後初の黒星を喫した。

 この試合、名古屋は常に先手を奪った。まずは前半12分、DF阿部翔平の入れたボールをDF田中マルクス闘莉王が落としてMF藤本淳吾へ。藤本がフリーのケネディに流すと、ケネディは落ち着いてゴールに押し込み幸先よく先制に成功した。

 だがチャンスの数では上回る鳥栖が前半のうちに同点に追いつく。39分、左サイドでボールを受けたMF野田隆之介が中に切り込みながらシュート。ペナルティーアーク付近から放たれたシュートはGK楢崎正剛の脇を抜け、同点ゴールなった。

 後半に入っても一進一退の攻防は続いた。後半16分、名古屋は右サイドのDF田中隼磨が中に切り込みながら、シュート性のボールを入れる。ニアにいたFW玉田圭司が触り、コースが変わると、ボールは左サイドネットに吸い込まれていった。

 だが鳥栖も直後の18分、左サイドからのクロスをDF増川隆洋と阿部の間に入り込んだ豊田が頭で合わせてすぐさま同点に追いついた。

 しかし最終的には名古屋が個の力で勝ち点3をもぎ取る。後半36分、闘莉王を前線に上げるなどパワープレーに出ていた名古屋は、闘莉王の落としを藤本がヘッドで押し込む。DF丹羽竜平に胸付近を蹴られながらも押し込んだ藤本。「2失点目につながったパスミスを取り返したかった」という執念のゴールで名古屋が2試合ぶりの勝ち点3を手にした。

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