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後半43分のマジーニョ弾で神戸が富山に競り勝つ

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[7.14 J2第24節 神戸1-0富山 ノエスタ]

 J2は14日に第24節を各地で行い、ヴィッセル神戸はホームでカターレ富山と対戦した。後半15分にFW田代有三を投入し、試合を優勢に進める神戸だが、なかなか得点を挙げられない。それでも後半43分、MFマジーニョがヘディングシュートを決めた。このゴールで1-0と勝利した神戸が、G大阪との首位攻防戦を前に2試合連続完封勝利を挙げている。これでG大阪と勝ち点50で並んだ神戸。試合後にはMF橋本秀郎が「次のガンバ戦、僕も勝ちたいですし、みなさんの力で頑張りましょう!」と、サポーターに呼びかけた。

 試合の序盤は、慎重に試合に入った神戸に対し、富山が好機をつくる。前半9分にPA内のFW苔口卓也へのパスが通ったが、シュートまで行けない。さらにMF朝日大輔のスルーパスからMF木村勝太が左足でシュートに持ち込む場面もあったが、DF岩波拓也にブロックされた。

 神戸も前半23分にはポポがFKからゴールを脅かしたが、GK守田達弥の好セーブに阻まれる。ロスタイムにもマジーニョが相手のクリアーボールを拾ってPA外から左足でシュートを放ったが、ボールは右ポストに嫌われた。

 後半の立ち上がりも、富山がチャンスをつくる。最終ラインの背後をとった苔口が、PA内で右足シュートを放ったが、クロスバーを大きく越えて行った。神戸は後半15分にFW田代有三を起用した。この交代を機に、徐々に神戸がペースをつかみ出す。田代は自らも積極的にシュートを放ったが、ことごとくGK守田に阻まれる。

 後半30分にも田代のフリックから右サイドをポポが抜け出し、ゴール前にクロスを入れる。これをFW小川慶治朗がニアで合わせたが、ボールを枠に飛ばすことはできない。その4分後にもCKから田代がヘディングシュートを放つが、クロスバーを越えていく。さらに攻める神戸は、小川がGKと1対1のチャンスを迎えるが、ここもGK守田を攻略できない。これで得たCKを田代が打点の高いヘッドで合わせたが、これも左ポストを叩く。

 このままドローかと思われたが、土壇場で神戸が意地を見せる。後半43分だった。左サイドからポポが入れたクロスを、ゴール前でマジーニョがヘッドで合わせた。「良いポジションを取れて、ポポから良いクロスが来たので、何とか決められて良かったです」と、決勝点のマジーニョはアシストに感謝し「100%の準備をして、チャンスがあれば今後もゴールを決めていきたいと思います」と、今後も得点を挙げ続けることを宣言した。

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