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鳥栖が九州ダービーに競り勝つ…豊田は得点ランクトップに並ぶ

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[7.31 J1第18節 鳥栖3-2大分 ベアスタ]

 サガン鳥栖大分トリニータの“九州ダービー”は3-2でホームの鳥栖が競り勝った。鳥栖は3戦ぶりの勝ち点3で順位を14位に上げた。

 先制は大分だった。前半40分、右サイドからのCKに走り込んだDF阪田章裕が合わせる。飛び出したGK赤星拓の前に走り込む絶妙のポジショニングで、押し込まれていた大分に先制点をもたらした。

 だが後半に入るとゲームは激しく動く。まずは11分、カウンターからFW野田隆之介のスルーパスに反応したFW池田圭が流し込み、鳥栖が同点に追いつく。さらに同15分、MF水沼宏太がDF高木和道に倒されて得たPKを、代表帰りのFW豊田陽平がきっちり決めて、一気の逆転に成功した。通算13得点とした豊田は広島のFW佐藤寿人、川崎FのFW大久保嘉人と並んで得点ランクトップタイに浮上した。

 しかし大分も諦めない。直後の16分、MF宮沢正史のFKをFW高松大樹が合わせて再びゲームを振り出しに戻した。

 だが勝負を決めたのは新加入のブラジル人助っ人だった。左サイドからDF金民友がクロスボールを入れると、ファーサイドの野田が折り返す。これはシュートともつかない中途半端なボールとなったが、クリアにいったDF土岐田洸平とGK丹野研太が交錯。あとはゴール前に詰めていたMFニルソンが軽く押し込むだけだった。

 今夏より鳥栖に加入したニルソン。シドニーFCと行った親善試合には出場していたが、公式戦はこの日が鳥栖でのデビュー戦となった。「まさか自分がゴールを決めることが出来るとは思っていなかった」と振り返ったニルソン。「日本のサッカーは速くて質が高い。途中からになったが、慣れるしかないと思っている。頑張るしかないと思っています」と更なる貢献を誓った。

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