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甲府が3か月ぶり勝利で連敗を8で止める、連敗のC大阪にはブーイング

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[8.3 J1第19節 C大阪0-1甲府 金鳥スタ]

 ヴァンフォーレ甲府が長いトンネルを抜け出した。敵地でセレッソ大阪と対戦し、1-0で勝利。ルーキーFW河本明人のJ初ゴールで連敗を8で止め、5月3日の磐田戦(2-1)以来、10試合ぶりの勝ち点3を手にした。

「やっと勝利をサポーターに送ることができた。自分たちを信じて、勝ちをもぎ取れたことがよかった」。殊勲は、流通経済大から今季入団した河本だ。リーグ戦初先発に抜擢されると、後半21分、FWパトリックのポストプレーからボールを受け、右足を振り抜いた。「パトリックが競ったところをずっと狙っていた。うまく入ってくれてよかった」。ナビスコ杯では2得点を挙げている河本だが、リーグ戦では初ゴール。虎の子の1点を、前節から導入した3バックが守り抜いた。

 前半はC大阪が立て続けにチャンスをつくった。MF山口螢から縦パスを受けたFW柿谷曜一朗が果敢にミドルシュートを狙い、FWエジノの左足ミドルがポストに当たる場面もあった。前半42分にはMF南野拓実が柿谷とのワンツーでPA内に抜け出すが、必死に戻ったDF土屋征夫が体を投げ出し、スライディングでカットした。

 甲府は新外国人のFWジウシーニョが加入後初先発。後半12分にはカウンターからドリブルで持ち上がり、パトリックの決定的なシュートを引き出した。攻撃では新戦力がかみ合い、守備では土屋やDF青山直晃が体を張る。終盤のC大阪の猛攻も粘り強く跳ね返し、気持ちで3か月ぶりの勝利をもぎ取った。

 試合終了のホイッスルが鳴ると、1万3633人の観衆を集めたキンチョウスタジアムは大ブーイングに包まれた。前節・新潟戦(0-1)に続く2試合連続の零封負けとなったC大阪。MF扇原貴宏を先発から外し、MF楠神順平を移籍後初先発させるなど攻撃陣のテコ入れを図ったが、結果には結び付かなかった。順位も7位に後退し、痛恨の2連敗となった。

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