beacon

“キリノショック”湘南、ラドンチッチ2発などの清水に完敗

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.10 J1第20節 清水3-1湘南 アイスタ]

 清水エスパルスがホームで湘南ベルマーレを3-1で下した。清水は7月13日の大分戦以来、4戦ぶりの白星。湘南は5月以来、約3か月ぶりの連敗を喫してしまった。

 試合前に衝撃が走った。先発メンバー発表とほぼ同時にクラブからリリースが発表された。攻撃の要として機能していたFWキリノのUAE・アルシャバブへの期限付き移籍。8日早朝にオファーを受け、2日後に移籍発表という、まさに電光石火の移籍劇となった。

 試合前にはアウェーゴール裏に集まった湘南サポーターのもとにあいさつに訪れたキリノ。移籍発表日に離日するというドタバタ具合。大倉智GMは公式サイトで「チームに動揺はありません」と説明したが、移籍ウインドウも閉じようとするこの時期の助っ人の離脱はあまりにも痛い。

 試合も開始早々の8分、MF高木俊幸の右クロスをファーサイドに滑り込んだFWラドンチッチが合わせて、清水が先制。Kリーグの水原三星から期限付き移籍したラドンチッチは、デビュー戦となった前節の新潟戦に続くゴールとなった。

 前半36分にもDFイ・キジェの左クロスを192cmのラドンチッチが今度は得意のヘディングで合わせてリードを2点に広げる。反撃したい湘南も後半に入り、8分にMF高山薫がGKと1対1。直後のセットプレーでもDF遠藤航が決定的なヘディングシュートを放つ。さらに同17分にも高山が至近距離から振り向きざまシュートを放つが、いずれもGK櫛引政敏のビッグセーブに防がれ、得点出来なかった。

 後半31分には湘南3枚目のカードとして投入されたMF岩上祐三が、投入からわずか2分でレッドカードを貰ってしまい退場。しかし後半37分、カウンターからドリブルで持ち込んだMF菊池大介が左足ミドルシュート。グラウンダーのシュートがゴール右隅に吸い込まれ、1点差に迫った。

 だが後半40分、清水がトドメを刺す。左サイドで仕掛けた高木のクロスからMF村田和哉がシュート。DFの股の間を抜けたシュートに、GKアレックス・サンターナも反応しきれず、清水にダメ押し点が生まれた。

▼関連リンク
J1第20節LIVE速報

TOP