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後半ロスタイムに渡が劇的弾、北九州が千葉を撃破

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[8.11 J2第28節 北九州1-0千葉 本城]

 20位ギラヴァンツ北九州はホームで3位ジェフユナイテッド千葉に1-0で競り勝った。後半ロスタイムにFW渡大生が劇的な決勝点。今季2度目の連勝を飾り、18位に順位を上げた。千葉は2試合ぶりの黒星。2位神戸が敗れ、差を詰めるチャンスだったが、そろって勝ち点を落とす結果となった。

 前半はホームの北九州ペースで進んだ。前半23分、MF森村昂太が直接FKを狙うと、壁に当たったこぼれ球を自らシュート。同29分にはFWキム・ドンフィが右足ミドルを放つが、いずれもGK岡本昌弘のセーブに阻まれた。前半41分にも森村がドリブルでPA内に切れ込み、鋭い切り返しでDF2人をかわす。ゴールは目の前だったが、シュートではなく、マイナスのパスを選択。DFに当たったこぼれ球をFW池元友樹が狙うも枠を捉え切れなかった。

 後半4分には千葉のFWケンペスが強烈な左足ミドル。GK武田博行にかき出されたが、前半と打って変わって攻勢を強めた。北九州もチャンスをつくる。後半23分、森村が右サイドに展開し、後半から出場の渡がマイナスに折り返したが、MF小手川宏基のシュートはゴール左へ。互いにチャンスを生かせず、そのままスコアレスドローで試合終了かと思われたが、後半ロスタイムに劇的な幕切れが待っていた。

 北九州は右サイドからFW大島秀夫がアーリークロス。ゴール前に飛び込んだ渡がダイビングヘッドで捉えると、シュートは左ポストに当たったが、跳ね返りを倒れ込みながら渡が頭で押し込んだ。「最初のヘディングが入らなくて、『やべー』と思ったら、また来たので……」。執念で奪った決勝ゴール。9試合ぶり今季2得点目の渡は「久しぶりのゴールで、チームに迷惑ばかりかけていたので、これからどんどん点を取って勝っていければ」と話していた。

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