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「もう少しで100%」、3戦4発のG大阪ロチャはまだまだゴール目指す

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[8.11 J2第28節 G大阪1-0福岡 万博]

 前半16分だった。右サイドから崩しにかかるガンバ大阪はDF加地亮が右サイドのスペース目がけスルーパスを出す。反応したMF大森晃太郎が受けると、狙い澄ましたクロスはファーでフリーとなっていたFWロチャにピタリ。ロチャは加入後3戦連発となる4点目を難なく決めた。

 ロチャは昨季はルーマニア1部リーグのステアウア・ブカレストでプレー。16得点を挙げる活躍を見せ、チームの7季ぶりの優勝に貢献した。チームからは残留要請もあったというが、G大阪入りを決断。来日当初こそ、体重超過などコンディション不足が明らかだったロチャだが、登録期間までの1か月でフィジカルを鍛え、現在は「あとは試合感だけ」というところまで上げてきている。

「本当は違うパフォーマンスをしようと思っていた」と語った得点後のパフォーマンスだが、ベンチにいる丹羽大輝を見つけると、とっさの判断でゆりかごダンスに変更。今月8日に第2子となる長女が生まれた丹羽に最高のプレゼントを送った。

「もう少しで100%」。コンディションを上げ、ゴール量産を誓うロチャ。心配されたレアンドロの穴だが、完全に忘却のかなただ。

(取材・文 児玉幸洋)


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