beacon

柿谷が自身初のリーグ3戦連発も、名古屋が追いつきドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.24 J1第22節 名古屋1-1C大阪 瑞穂陸]

 名古屋グランパスセレッソ大阪の一戦は1-1のドローに終わった。勝ち点1ずつを積み上げるにとどまった両チーム。勝ち点37のC大阪は順位を1つ下げて5位。2戦連続ドローで不敗を7戦に伸ばした名古屋だが、勝ち点32で順位は10位のままとなっている。

 前半は名古屋ペースで進んだ。前半最大のチャンスはアディショナルタイム、CKのボールをファーサイドでDF田中マルクス闘莉王が落とすと、中でフリーのケネディの頭に合う。しかし力の入ってしまったケネディのシュートは右に外れてしまった。

 対するC大阪はなかなかチャンスを作れなかった。前半39分にFW柿谷曜一朗がバイシクルシュートを放ち、ようやくファーストシュートを放つが、これといった決定機はなく前半を終えた。

 後半に入ると早々にアクシデントが発生する。競り合いで倒れ込んだ闘莉王の足に増川がお尻から乗ってしまい、闘莉王は担架で外に運ばれる。一度はピッチに戻ったがすぐに倒れ込んでしまい、5分にDFダニエルとの交代を余儀なくされた。

 後半16分に名古屋はMF小川佳純に代えてFW永井謙佑を投入。C大阪も同21分にFWエジノに代えてFW杉本健勇、MF楠神順平に代えてMF枝村匠馬の2枚替えを行い、得点を奪いに行った。

 こう着状態が続いたゲームは、終盤に一気に動きを見せた。まずは後半41分、縦パス一本で裏に抜けた柿谷が、GK楢崎正剛もかわして無人のゴールに流し込む。柿谷にとっての自身初のリーグ戦3戦連続ゴールでC大阪が先制に成功した。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が視察に訪れた一戦でしっかり結果を残した。

 だが名古屋も後半43分、途中出場のFW矢野貴章が、移籍後リーグ戦初ゴールを蹴り込み同点とする。さらに7分が取られたアディショナルタイムでは、51分に永井のラストパスをケネディが狙い澄ましたボレーシュートで合わせるが、右ポスト叩き、勝ち越しとはならなかった。白熱のゲームは1-1のドローで幕を閉じている。


▼関連リンク
J1第22節LIVE速報

TOP