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土壇場で京都に追いつかれた徳島、3連勝逃すも10戦負けなし

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[8.25 J2第31節 徳島1-1京都 鳴門大塚]

 4位徳島ヴォルティスと6位京都サンガF.C.の昇格争い直接対決は1-1の痛み分けに終わった。後半アディショナルタイムに追いつかれる悔しいドローで3連勝を逃した徳島だが、これで10戦負けなし(8勝2分)。一方の京都は連敗を3で止めたものの、5試合連続で勝利から遠ざかっている(2分3敗)。

 京都は前半13分、DF黄大城の左クロスのこぼれ球をMF工藤浩平が右足ミドル。PA手前から狙ったが、シュートはゴール左に外れた。徳島も同28分、カウンターから決定機をつくる。細かいパス交換からFW津田知宏のスルーパスにMF柴崎晃誠が右サイドを抜け出し、ゴール前にクロス。ファーサイドでフリーになったFW大崎淳矢が右足を振り抜いたが、シュートは大きく浮かしてしまった。

 前半のシュート数は京都の6本に対し、徳島は2本。しかし、先制したのは少ないチャンスを生かした徳島だった。後半12分、MF濱田武が自陣から前線へロングフィード。津田が最終ラインの背後を取ると、ゴールを空けて飛び出してきたGKオ・スンフンよりも一歩早く追いつき、胸トラップで運んで左足で無人のゴールへ流し込んだ。

 津田の2試合ぶり今季12得点目で徳島が先制。1点を追う展開となった京都は直後の後半13分にFW駒井善成を投入すると、その後もFW原一樹、FW山瀬功治と立て続けに攻撃的なカードを切った。後半39分にはPA内左から縦に仕掛けた駒井が折り返し、こぼれ球を山瀬がシュート。決定的な形をつくったが、枠を捉え切れなかった。

 そのまま徳島の逃げ切り勝ちかと思われた後半アディショナルタイム、3連敗中の京都が意地を見せた。山瀬の右クロスが逆サイドへ流れ、再び駒井が左クロス。ゴール前に京都の選手が次々と飛び込むと、こぼれ球をMF横谷繁が蹴り込んだ。1-1の同点。3試合連続無失点中だった徳島ゴールを執念でこじ開け、勝ち点1をもぎ取った。


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