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雷雨中止の再試合は北九州が逃げ切る、熊本は苦手のホームで今季10敗目

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[9.5 J2第31節 熊本1-2北九州 うまスタ]

 8月25日に雷雨中断となったロアッソ熊本ギラヴァンツ北九州の再試合が5日に行われた。8月25日の試合では後半20分まで行われたが、中断となった時点で1-1だったため、90分の再試合が行われた。試合は前半に2得点を奪った北九州が2-1で逃げ切り、順位を1つ上げ、16位に浮上した。熊本は4連敗で7戦勝ちなしとなった。

 試合は前半33分に動いた。北九州は右サイドから上がったクロスをFW池元友樹が折り返すと、中央走り込んだMF小手川宏基は触ることは出来なかったが、逆サイドのFW渡大生が左足で押し込み、先制に成功した。さらに同37分には速攻から、小手川がオーバーヘッドでスルーパスを出すと、抜け出したMF井上翔太が冷静に流し込み、リードを広げた。

 熊本も後半に入り、10分にようやく反撃。左サイドでFKを獲得した熊本は、MF大迫希がゴール前に蹴り入れる。するとこれが混戦をすり抜け直接ゴール右隅に収まり、反撃の1点が生まれた。後半37分からは九州産業大に在籍し、特別指定選手として受け入れているFW田中達也をJリーグ初出場させ、攻撃に厚みを持たせた。だが同点ゴールを奪うには至らず、今季1勝と苦しむホーム戦で10敗目を喫してしまった。

「難しいゲームだった」と振り返った柱谷幸一監督は、「少ないチャンスを決めたことが勝ちにつながった」と勝因を分析。3試合連続ゴールで勝利に導いた渡は「いいところにボールが来た。自分が点を取れて、チームも勝ってよかった」と白い歯を見せた。

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