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「不思議な気分だった」、古巣との一戦で千葉FW森本がJ復帰後初先発

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[9.23 J2第34節 東京V1-0千葉 駒沢]

 加入後3試合連続でベンチスタートが続いていたFW森本貴幸だが、古巣相手の一戦でジェフユナイテッド千葉に加入後初先発を果たした。得点こそ挙げることは出来なかったが、前半19分には米倉恒貴のクロスをヘディングで合わせる。後半37分にも米倉のクロスを今度は右足で合わせるなど、積極的なプレーを見せた。加入後初のフル出場に鈴木淳監督も「90分間プレー出来たのが収穫」と一定の評価を与えた。

 森本は東京Vのジュニアユースに所属していた04年3月にJリーグデビューを飾った。当時中学3年生、15歳10か月6日での出場は今にも残るJリーグ記録となっている。「不思議な気分というか、気分は盛り上がっていた。その中でも負けて悔しいです」。06年に離れた古巣だが、特別な感情は今でも残っていた。

 ただ試合については6試合ぶりの完封負けと、擁護できない結果となった。森本自身からも「チャンスがあったのに決めきれなかった。守備陣があれだけしっかり守ってくれたのにしっかり決めきれなかった。きょうはそれに尽きると思います」と反省の言葉が聞かれた。

 2連敗となった千葉だが、幸いにも順位はJ1昇格プレーオフ圏内の6位にとどまっている。千葉が勝ち残るためには森本の活躍は必要不可欠。「毎日しっかりトレーニング出来ているので、(コンディション面は)大丈夫です」。あとは得点という結果を残すのみだ

(取材・文 児玉幸洋)


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