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甲府はドローでJ1残留確定

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[11.23 J1第32節 甲府0-0大分 中銀スタ]

 15位ヴァンフォーレ甲府はホームで大分トリニータと0-0で引き分け、2試合を残してJ1残留が決まった。3戦負けなし(1勝2分)で勝ち点を35に伸ばすと、16位湘南との勝ち点差は「10」に開き、湘南の降格と甲府の残留が確定した。

 引き分け以上で残留の決まる甲府は前半23分、相手陣内の高い位置でFWパトリックがDF松原健にプレッシャーをかけ、ボールをカット。そのままドリブルでPA内へ切れ込み、右足を振り抜いたが、ゴール右に外れた。同26分にもFWジウシーニョのスルーパスにパトリックが抜け出し、決定機を迎えたが、シュートは枠外。同38分、MFマルキーニョス・パラナの右足ミドルもゴールを捉え切れなかった。

 ホームで勝ってJ1残留を決めたい甲府だったが、スコアレスで折り返した後半もゴールが遠い。後半15分、MF福田健介のFKからこぼれ球をパトリックがヘディングで狙うが、GKにキャッチされた。最後まで1点を奪えなかったが、守備陣が体を張ってゴールを許さず、0-0のスコアレスドロー。勝ち点1を積み上げ、J1残留を決めた。

 DF山本英臣は「今シーズンを象徴するような厳しい試合になったけど、全員で勝ち点1を取れてよかった」と安堵の表情。「ほんとは勝ちたかったけど、しょうがないです」と、残留確定を素直に喜んだ。

 順位は15位のままだが、14位大宮とは勝ち点4差。残り2試合で逆転の可能性はある。城福浩監督は「この順位で終わりたくない。あと2勝することしか考えてない」と力説。残留決定にも気を緩めることなく、次の試合を見据えていた。


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