beacon

アウェーゴールの意味を強調する鳥取 前田監督「相手に、プレッシャーになってのしかかる」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[12.1 J2・JFL入れ替え戦 第1戦 讃岐1-1鳥取 丸亀]

 大きな意味を持つ1点だと、指揮官は力説した。J2・JFL入れ替え戦は第1戦を1日に行い、アウェーでの一戦に臨んだガイナーレ鳥取は、カマタマーレ讃岐と1-1で引き分けた。後半2分に先手を取られたが、すぐに反撃に出ると、MF森英次郎が同点ゴールを挙げた。勝ち越し点こそ挙げられなかったが、アウェーゴールを奪った鳥取は、優位な状況で第2戦に臨むことができる。

 試合後、鳥取の前田浩二監督は、「しっかりとアウェーで点を取れた。そのことが、あとあと大きく相手にプレッシャーになってのしかかると思うので、選手たちは、よく1点を取ってくれたと思います」とアウェーゴールの価値を強調し、「アウェーに乗り込んで点を取るということを今週のトレーニングでやっていきたので。そういう意味では、狙い通りの得点だったと思います」と続けた。

 JFLという一つ下のカテゴリーの相手に対し、鳥取は前半ボールをつなげなかった。簡単にロングボールを前線に蹴る回数が多かったが、それも意図的だったと前田監督は明かす。「序盤は相手を下げさせる狙いもありました。ちょっと硬かったこともあると思います。こういう試合ですからね。でも、そこでゼロで抑えて、凌ぐことができました。そこから先制点を取られましたが、相手もオープンになってきていた」と、前半から戦略的に戦えたことに、手ごたえを感じた様子だった。

 1週間後に控えている第2戦では、ホームで戦うことになる。「いかに選手たちがいつも通りのプレーができるか。今日も『普段どおりのプレーをしよう』と選手たちには伝えました。目に見えないプレッシャーがありますが、そこを乗り越えてプレーできるようになってほしい。独特の雰囲気の中で、(第1戦の)結果は1-1ですが、しっかりとアウェーで勝ち点を取ったことは大きいと思っています」と、敵地でゴールを挙げて引き分けたことを、前向きに捉えていた。

TOP