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徳島がPO制し四国勢初のJ1昇格!!京都は2年連続の涙

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[12.8 J1昇格PO決勝 京都0-2徳島 国立]

 J1昇格プレーオフの決勝が8日、国立競技場で行われた。4年ぶりのJ1復帰を目指す年間3位の京都サンガF.C.と、J1昇格を目指す年間4位の徳島ヴォルティスが対戦。前半39分にセットプレーからDF千代反田充のゴールで先制した徳島は、同43分にもFW津田知宏のゴールで突き放す。後半、京都の猛攻をしのぎ切った徳島が2-0で勝利。四国勢初のJ1昇格を決めた。

 1週間前の準決勝をともにドローで勝ち上がった両チーム。京都はDF安藤淳、MF駒井善成と先発2枚を変更。対する徳島は準決勝千葉戦で負傷したドウグラスに代わってFW高崎寛之を先発させた。

 1stシュートは京都。前半7分、MF工藤浩平がミドルシュートを放つもGKの正面を突く。同11分には駒井のクロスにFW横谷繁が飛び込むがわずかに届かず。同27分にはセットプレーからゴール前の混戦を作るが押し込めない。序盤からボールを支配し、ゲームを進めた京都だったが、先制点を奪うまでは至らなかった。

 しかし先に試合を動かしたのは徳島だった。前半38分、右サイドからのCKを獲得すると、アレックスのキックをゴール前にフリーで飛び込んだDF千代反田充がドンピシャで合わせる。まさにワンチャンスを生かした徳島が先制に成功した。

 さらに勢いづいた徳島は前半43分、右SBの藤原広太朗が前線にロングボールを入れる。高崎が頭でそらすと、GKとDFの間に上手く転がる。これに走り込んだFW津田知宏が右足アウトで蹴り込み、あっという間にリードを2点に広げた。

 もう点を取りに行くしかなくなった京都だが、気合が空回りしたのか、なかなか攻め込むことが出来ない。後半19分からは山瀬功治に代えてFW三平和司倉貫一毅に代えてFW原一樹を投入。前線をフレッシュにして打開策を図る。

 余裕のある徳島は13分に怪我で先発を外れたFWドウグラスを投入。同22分からはMF宮崎光平に代えてDF那須川将大をピッチに送り込む。後半30分からは津田を下げてMF斉藤大介を投入。守備意識を高めて完全にリードを守りきる作戦に入った。

 試合はこのまま終盤の京都の猛攻を守り抜いた徳島が2-0で勝利。四国勢の悲願ともなっていた初のJ1昇格キップを手にした。京都は2年連続のPO敗退(昨季は準決勝)となった。

(取材・文 児玉幸洋)

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