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J3参戦のU-22選抜・高畠監督「J3の初代チャンピオンを目指す」

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 Jリーグは29日、2014シーズンよりスタートするJ3リーグの概要記者発表を行い、JリーグU-22選抜を率いる高畠勉監督も会見に出席した。

 チームの名称は「JリーグU-22選抜」だが、2016年のリオデジャネイロ五輪を目指す世代の強化を目的に立ち上げられるチームのため、登録選手は93年1月1日以降に生まれた日本国籍を有する選手が対象となり、今シーズンはU-21世代、来シーズンはU-22世代の選手で構成される。試合はすべてアウェーゲーム。対戦相手のホームで試合を行う。

 原博実専務理事兼技術委員長によると、J1またはJ2クラブに所属するU-21の対象選手は約170人程度になるが、そのうち半数程度をまず選手登録するという。選手登録は他クラブと同様、第1登録期間である3月28日までに完了し、第2登録期間である7月18日~8月15日に限り変更できる。80人前後とみられる登録選手の中から試合ごとに16人を選出。普段は所属クラブで練習し、毎週金曜日の夜に集合し、土曜日にトレーニングを行い、日曜日の試合に臨む。

 JリーグU-22選抜に招集するのは、所属クラブでベンチ入りできなかった選手となるため、各クラブの事情(出場停止や負傷者)などにより、試合ごとに入れ替わる可能性もある。あくまで理想は所属クラブで試合に出ることであり、J3で実戦経験を積み、アピールすることで所属チームで出場機会をつかむことが目的だ。原専務理事も「J3を経験して良くなれば、クラブで試合に出られる。そうなったら今度は次に可能性のある選手をJ3で使う。今まで3年ぐらいかかっていたところを1年ぐらいで高いレベルに持っていきたい」と話す。

 U-21日本代表のコーチも兼任する高畠監督は同代表の手倉森誠監督と密に連絡を取りながら選手選考や起用法などを模索していく。「これは代表チームではない。私の好みの選手というより、将来の五輪代表、フル代表につながる選手をみんなで話し合って選考していく」と説明した。

 川崎Fで18年間、監督やコーチなどを歴任し、昨季まで育成・普及部長を担当していた高畠監督。「この年代の育成、強化は重要だと常々考えていたし、サテライトリーグがなくなった今、それが最重要課題だった。J3を立ち上げるにあたって、このチームの存在意義をひしひしと感じている」。JリーグU-22選抜の監督という重責を理解したうえで、「難しい仕事になると思うが、この年代の育成、強化をして、何とかオリンピックにもつなげていきたい。そして、J3に参加する各クラブと真剣勝負を行い、J3リーグを盛り上げていきたい」と決意を述べた。

 J3の試合登録は16人で、交代枠は5枚ある。GKは毎試合2人連れて行く考えを明かした高畠監督は試合中の采配について「そこは私に任せてもらっている」と説明。「GKの交代は難しいと思うが、勝つためにという部分と、まったく試合に使わないでクラブに返すというのもどうかと思う部分もある。どこまでローテーションでやるのかを含めて、実際にやりながら考えていきたい」と、可能な限り交代枠を使いながら選手に実戦経験を積ませたい考えを明らかにした。

 チームの戦術やコンセプトについては「最大の目的はリオにつなげること。ベースは手倉森監督の戦術やコンセプトになる」と指摘。「私は個人の能力をしっかり引き出して、個人戦術を伸ばしていけるように、そしてそれがチームとして機能するようにやっていきたい」。そうチームづくりのイメージを語った高畠監督は「やるからには勝ちます。やるからには優勝、J3の初代チャンピオンを目指して戦っていきたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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