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柿谷、フォルランは「仲間だけどライバル」

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 セレッソ大阪の日本代表FW柿谷曜一朗が、今季からチームメイトとなったウルグアイ代表FWフォルランについて語った。

 この日、都内で開催された2014Jリーグキックオフカンファレンスに出席した柿谷はフォルランについて「シュートとかはやっぱりすごいですね」と、2010年の南アフリカW杯でMVP&得点王に輝いた34歳のストライカーの印象を口にしたうえで、「ポジションが近いので、いいライバルだと思ってやっています」と話した。

 12日に来日し、大阪長居スタジアムで入団会見を行ったフォルランは翌13日に始まった宮崎キャンプからチームに合流。15日には岡山との練習試合で実戦デビューを果たし、柿谷と2トップを組むと、約35mのロングループシュートで“初ゴール”も決めた。

 周囲の注目度は高まるばかりだが、柿谷は冷静だ。「チームメイトなので、僕らがサポーターやメディアと同じ目線で接していたらうまくいかない。同じ立場、同じ一選手として考えている」。フォルラン自身も「特別扱いしないでくれ。ポジションも決まっているわけではない」と話しているそうで、柿谷は「あれだけの選手でも地に足を付けてやっている」と指摘する。

「結果を残したほうが試合に出ると思うし、仲間だけど、いいライバルだと思っている」。世界的なビッグプレイヤーと日々、しのぎを削る柿谷にとって、さらなる成長につながる大きな存在であるのは間違いなさそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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