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来日初ゴールのF東京エドゥー「ようやくドアが開いた」

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[3.8 J1第2節 F東京1-1甲府 味スタ]

 FC東京のブラジル人助っ人の左足が火を噴いた。前半4分、MF高橋秀人から縦パスを受けたFWエドゥーは、ドリブルをしながらシュートコースを見極めると左足を一閃。DF山本英臣に当たるだけでなく、GK岡大生がミスをするという予期せぬ事態こそ起きたが、ボールはしっかりとゴールラインを超えていた。

 今季のホーム初ゴールを叩き込んだストライカーは、「見て頂いたとおり、素晴らしいゴールということではなかったと思います」とゴールシーンを振り返ったが、次につながる1点だったとも続けた。「でも、1点は1点ですし、ようやくドアが開いたと思っています。これからはもっともっとたくさんのゴールを取りたいですね」。

 マッシモ・フィッカデンティ新監督が率いるF東京は、今季より4-3-3のシステムを採用している。そこで肝となるのが、CFを務めるエドゥーだ。彼にボールが渡ることで攻撃のスイッチが入り、チームメイトが前を向いた状態で受けられる位置にボールを落とすことで敵陣深くへの侵入を可能にしている。だが、まだシーズンが開幕したばかりということも影響し、チームメイトとの連係は発展途上中だと語った。

「私にボールがたくさん来ているとは今は言えないと思いますが、チームは今年からシステムも変わりましたし、今は変化の時期だと思っています。私のポジションではボールを要求するのは当然ですし、これからもっと要求をしてボールをもらえるようにしたいと思います」

 味の素スタジアム初見参となったエドゥーは「たくさんのお客さんに来ていただき、たくさん応援していただきまして本当にうれしく思います。残念ながらいい結果だったと言えませんが、皆さんの声は聞こえていました」とサポーターの後押しを心から喜んだ。14年版F東京の攻撃の軸となるべく男はチームメイトとの連係を深めながら、今後の得点量産を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

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