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3連勝に導いた浦和MF宇賀神「若干、慎重になった」

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[4.19 J1第8節 浦和1-0川崎F 埼スタ]

 一進一退の攻防が続いた試合に終止符を打ったのは、浦和レッズの背番号3だった。後半23分、MF青木拓矢のサイドチェンジを受けたMF梅崎司からダイレクトでグラウンダーのボールが送られる。そこに走り込んだMF宇賀神友弥が右足で合わせると、DFに当たったボールはゴールに吸い込まれ、値千金の決勝点となった。宇賀神は「サイドチェンジのボールを折り返してのシュートは練習どおりでした」と胸を張った。

 この試合、右アウトサイドの梅崎から左アウトサイドの宇賀神にパスが通り、決定機を迎えた場面がある。前半26分、DF那須大亮のパスを梅崎が上げたクロスを宇賀神がヘディングで合わせた。しかし、ボールは枠上に飛んで行き、先制点とはいかなかった。

 この場面だけでなく、右サイドがフリーになることが多いと宇賀神は感じていた。「梅ちゃん(梅崎)がボールを持ったときに、自分がいい形で入っていければと考えていた。前半にヘディングを外しましたけど、ファーサイドはディフェンダーの死角になるところなので、そこに入っていければと思っていた」

 その言葉どおり、決勝点の場面では死角から飛び出して、見事にゴールネットを揺らしている。「梅ちゃんがいい形で出してくれたので、決めるだけというボールでした。前半も決めないといけない場面で1回外していたから若干慎重にはなりましたが、ディフェンダーに当たっていい形でイレギュラーしてくれたので、ラッキーゴールですね」とおどけたが、今季初の決勝点に「なかなか自分が試合を決めるゴールを決められてなかったので、素直にうれしい」と喜びを爆発させた。

(取材・文 折戸岳彦)

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