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J3第9節、鳥取との上位対決を制した町田が無敗をキープ、4連勝の金沢が首位追走

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 J3第9節が29日に全国各地で開催された。初年度のJ3はJ2から降格したガイナーレ鳥取、昨季JFLを戦った9クラブ、地域リーグからの飛び級を果たしたグルージャ盛岡、そしてJリーグU-22選抜を加えた12クラブによる3回戦総当たりのリーグ戦を行い、覇権を争うことになる。

 ともにJ2の経験がある3位ガイナーレ鳥取と首位FC町田ゼルビアとの上位対決は、Jリーグ初の公式戦開催となるチュウブYAJINスタジアムで行われた。前節初黒星を喫した鳥取は6人の選手を入れ替えて、無敗の首位チームとの対戦に臨んだ。しかし、試合を動かしたのはアウェー町田だった。前半24分にカウンターを発動させると、FW鈴木孝司のパスを受けたFW戸高弘貴が流し込んで先制に成功する。2連敗を避けたい鳥取は後半22分に2枚同時に選手を交代するなど、何とか町田ゴールをこじ開けようと試みるが、町田GK修行智仁の好セーブに遭い同点に追い付くことができず。そのまま逃げ切った町田は無敗をキープして、がっちりと首位を固めている。

 前節2位に浮上したツエーゲン金沢をホームに迎えたのは福島ユナイテッドFC。ホーム初白星を目指す福島だったが、前半43分にアクシデントが襲う。後方からのパスに反応した金沢FW辻正男と飛び出したGK岡田大が激しく接触。岡田はその場に倒れ込み、救急車で病院へ搬送されることになった。予期せぬアクシデントが起こり、前半のアディショナルは17分取られている。岡田に代わりピッチに入ったGK内藤友康の好守もあり、金沢の攻撃をしのいでいた福島だったが、後半28分にDF太田康介に決勝点を決められて0-1で敗れた。なお、病院に搬送された岡田は診断の結果、命に別状はなく、意識も回復したとクラブから発表されている。

 ブラウブリッツ秋田をFW佐藤悠希の2得点で振り切ったAC長野パルセイロが3位に、途中出場のFW平秀斗のゴールでSC相模原を1-0で下したJリーグU-22選抜が5位に浮上。FC琉球が大量4得点を奪い、4-1でY.S.C.C.横浜から白星を挙げ、グルージャ盛岡もFW土井良太の2得点などで藤枝MYFCを4-1で下している。

以下、J3第9節試合結果

4月29日(火)
盛岡 4-1 藤枝 [盛岡南]
秋田 1-2 長野 [秋田球]
福島 0-1 金沢 [とうスタ]
YS横浜 1-4 琉球 [ニッパ球]
相模原 0-1 J-22 [ギオンス]
鳥取 0-1 町田 [チュスタ]

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