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J3第10節、J3最多8011人動員の長野が3連勝で町田、金沢を追走

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 J3第10節が4日に全国各地で開催された。初年度のJ3はJ2から降格したガイナーレ鳥取、昨季JFLを戦った9クラブ、地域リーグからの飛び級を果たしたグルージャ盛岡、そしてJリーグU-22選抜を加えた12クラブによる3回戦総当たりのリーグ戦を行い、覇権を争うことになる。

 長野運動公園総合運動場陸上競技場で行われた3位AC長野パルセイロと5位JリーグU-22選抜の一戦にはJ3最多となる8011人の観客が詰めかけた。一進一退の攻防が続く中、先制に成功したのはホームの長野だった。前半39分、左サイドで得たFKでキッカーを務めるMF向慎一がゴール前に送ると、ボールはそのままゴールマウスに吸い込まれて貴重な先制点を奪った。後半に入り、次々と選手を交代して流れを引き寄せようとするU-22選抜に好機をつくられるも、長野は守備陣が粘り強く対応して得点を許さず。1-0のまま逃げ切って、今季初の3連勝を収めた。

 4連勝中と絶好調の2位ツエーゲン金沢は4連敗中の最下位藤枝MYFCのホームに乗り込んだ。首位・町田を追走するためにも取りこぼしが許されない金沢だが、元インテルDFのデズモンドが今節から復帰した藤枝に押し込まれる時間帯が続く。だが、GK原田欽庸を中心とした守備陣が失点を防ぎスコアレスで前半を折り返すと、後半8分に藤枝DF奈良林寛紀が2枚目の警告を受けて退場し、数的優位に立つ。しかし、その後DF辻尾真二やFW田中淳一がゴールを脅かすも、1人少ない藤枝守備陣を崩し切れずにスコアレスドローに終わって勝ち点1獲得にとどまった。

 首位のFC町田ゼルビアは大量4得点でブラウブリッツ秋田を下して無敗をキープし、4位ガイナーレ鳥取はDF馬渡和彰の2発でY.S.C.C.横浜を退けて上位3チームを追い掛ける。負傷から復帰したFW鈴木淳の2得点などでSC相模原グルージャ盛岡を3-2で下し、福島ユナイテッドFCはMF安東輝の2ゴールの活躍などでFC琉球を3-1で破っている。

以下、J3第10節試合結果

5月4日(日)
盛岡 2-3 相模原 [盛岡南]
町田 4-1 秋田 [町田]
YS横浜 0-2 鳥取 [ニッパ球]
藤枝 0-0 金沢 [藤枝サ]
長野 1-0 J-22 [長野]
琉球 1-3 福島 [沖縄市陸]


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