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初のビハインド折り返しも後半一気の大逆転、湘南開幕13連勝

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[5.11 J2第13節 熊本1-3湘南 うまスタ]

 止まらない。止まる気配すらない。敵地でロアッソ熊本と対戦した湘南ベルマーレは、前半をビハインドで折り返すも、後半に3得点を奪い、3-1で逆転勝利。開幕からの連勝はもちろん13戦に伸びた。熊本は3月30日の千葉戦以来、8戦ぶりの敗戦を喫した。

 試合は思わぬ形で動いた。前半16分、最後方のDF園田拓也からのロングボールが、最前線、DFとGKの間に飛ぶ。湘南DF丸山祐市が処理に行くが、何とボールを触る前に躓いてしまう。これに裏から走り込んだFW澤田崇が反応。慌てて前に出たGK秋元陽太より一歩早くボールに追いつき、右足でゴールに流し込んだ。

 先制を許した湘南は、決めきれない展開が続いた。前半アディショナルタイムにはDF遠藤航がヘディングシュートを狙うが、わずかに枠上に外れる。前半、相手を上回る5本のシュートを放った湘南だが、今季初めてリードを許したまま、ハーフタイムを迎えた。

 だが流石に勝負強い。後半開始わずか2分、ゴール前でFWウェリントン、FW大槻周平、FW武富孝介、MF永木亮太と繋がったパスを、最後はMF菊池大介が流し込む。同22分には右サイドで1人をかわした永木が狙い澄ましたクロス。これに大槻が飛び込み逆転。直後の23分には自らのヘディングシュートのクロスバーからの跳ね返りを、FWウェリントンが左足で押し込み、一気の大逆転に成功した。

 開幕13連勝と負ける気配は全くないが、イレブンは気を引き締める。同点弾の菊池は「連勝は気にしていない。僕たちは1試合1試合戦うだけ」。逆転弾の大槻も「目の前の相手に勝つだけ」と同調。チョウ・キジェ監督は「次の試合も勝てるようにしっかり準備したい」と淡々と答えていた。


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