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渾身ヘッドも得点にはならず…横浜FM MF藤本「あれが精一杯だった」

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[10.26 J1第30節 横浜FM 0-0 C大阪 日産ス]

 降格圏内に沈むセレッソ大阪に対して、横浜F・マリノスはボールを保持し続けた。しかし、樋口靖洋監督が「これほど守備を意識して、勝ち点1を意識して来るとは思いませんでした」と振り返ったほど、守備的な戦い方をしてきたC大阪を攻めあぐねた。

 DF中澤佑二も「あれだけボールを保持できましたけど、なかなかゴールをこじ開けられなかった」と、試合を振り返り、「うちは1トップなので、そこを潰されると厳しい。片方のサイドで4、5人くらい人数をかけている崩しているから、逆サイドに人がいない。よほどボールが良くないと、ゴールを決めるのは難しい」と、得点を挙げるためには、より高い精度が求められると話した。

 高い精度を出せた場面が、一度あった。後半23分、MF齋藤学がドリブルとワンツーパスを交えて守備を崩し、クロスを上げた。これをMF藤本淳吾がヘッドで合わせたが、GKキム・ジンヒョンにセーブされた。藤本は「決めたかったけど、来たボールの強さからしたら、あれが精一杯だった。コースも悪くなかったけど、相手のGKがデカかった」と悔しがった。

 結局、最後までゴールを挙げられなかった横浜FMは、勝ち点1の獲得に留まり、順位を10位に下げた。また、数字上は残っていた優勝の可能性も消滅している。
(取材・文 河合拓)
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