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豊田がJ1で3年連続15ゴール!!カズ、武田、ゴンに続く史上4人目の快挙

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[11.2 J1第31節 鳥栖2-1神戸 ベアスタ]

 サガン鳥栖はホームでヴィッセル神戸と対戦し、2-1で競り勝った。0-1の後半42分からFW豊田陽平が2ゴールを決め、劇的な逆転勝利。順位も4位に上げ、ACL圏内となる3位鹿島を勝ち点1差で追走している。

 鳥栖は前半10分、MF金民友の縦パスをMF水沼宏太がワンタッチでつなぎ、FW池田圭が右足でシュートを打ったが、至近距離でGK徳重健太がセーブ。同34分には水沼がPA外から狙ったロングシュートが左ポストを直撃した。

 スコアレスで折り返した後半も鳥栖のペースで試合は進んでいた。それでも神戸は後半26分、FWペドロ・ジュニオールに代えてFW石津大介を投入すると、その5分後の後半31分だった。MF森岡亮太の縦パスをFWマルキーニョスがワンタッチで流す。ゴール前に抜け出した石津がGKとの1対1から冷静に左足で流し込んだ。

 今夏に福岡から期限付き移籍で加入した石津にとっては、うれしいJ1初ゴールとなる移籍後初ゴール。少ないチャンスを生かして神戸が先制したが、ACL圏内浮上へ負けられない鳥栖が試合終盤にドラマを起こした。

 後半42分、途中出場のMF早坂良太が左サイドから上げたクロスボールを豊田が「感覚で打った」というバックヘッドで流し込み、1-1の同点。土壇場で試合を振り出しに戻すと、後半アディショナルタイムにはMF藤田直之の浮き球のパスを豊田が胸トラップから左足でゴールに蹴り込んだ。

 ラスト3分からの逆転勝利。2得点を決めたエースの豊田はこれで今季通算15ゴールとなり、FW大久保嘉人と並んで得点ランキングトップタイに立った。12年に19ゴール、13年に20ゴールを決めている豊田はJ1で3年連続15得点に到達。これは日本人選手ではFW三浦知良(93~96年)、FW武田修宏(93~95年)、FW中山雅史(00~02年)以来、12年ぶり史上4人目の快挙となった。

「多少意識していた部分もあったので、しっかり誇りを持って、これからも取り続けたい」。試合後のヒーローインタビューで興奮を隠せない様子だった豊田。クラブ初のACL出場権獲得へ、そしてまだわずかに可能性を残す逆転優勝へ、残り3試合もエースがゴールを狙い続ける。


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