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元日本代表中田浩二が引退決断「アントラーズで現役を終えることが最良」

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 鹿島アントラーズは3日、DF中田浩二(35)が今季限りで現役を引退すると発表した。今後はクラブスタッフとして残留する方針だという。6日のJ1第34節サガン鳥栖戦後にあいさつと記者会見を行う。

 日本代表として57キャップを記録している中田。帝京高校時代から世代を代表する選手で、準優勝に終わったが東福岡高と大雪の中で行った全国高校選手権決勝はあまりにも有名だ。1998年に鹿島に入団。2002年の日韓W杯にも出場し、「フラット3」の一翼を担った。2005年にはフィリップ・トルシエ監督に誘われる形で、フランスリーグ・マルセイユに移籍。翌年からはスイスリーグのバーゼルでプレーした。2008年に鹿島に復帰。J1通算266試合に出場して33得点。鹿島でリーグ優勝5回を獲得するなど、数々のタイトルをもたらした。

 クラブを通じ中田は「このたび、たくさんの思い出と感謝の気持ちを胸に現役を引退することを決断しました。いくつかの選択肢を前に、プロ選手としての葛藤はありましたが、やはりアントラーズで現役を終えることが自分にとって最良であるという結論に至りました。今後は今までと違った形でチームを支え、クラブの発展に貢献したいと考えています。立場を変えてアントラーズをサポートできるよう、将来についてクラブとしっかり話し合いたいと思います。最後になりましたが、今までピッチで共に戦ってきたチームメイト、クラブスタッフ、そしてサポーターの皆さん、夢のような14年間、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします」とコメントした。

以下、プロフィール
●中田浩二
(なかた・こうじ)
■生年月日
1979年7月9日
■生まれ
滋賀県
■身長/体重
182センチ/74キロ
■経歴
後藤ケ丘中-帝京高-鹿島-マルセイユ-バーゼル-鹿島

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