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大雪で延期の一戦…ネルシーニョ監督ラストマッチを白星で飾った柏、ACL出場へ望みつなぐ

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[12.8 J1第34節 新潟0-2柏 カシマ]

 J1は8日、大雪のために延期となったJ1第34節の代替試合を行い、カシマスタジアムでアルビレックス新潟柏レイソルが対戦した。スコアレスで折り返した試合は、後半21分にFWレアンドロが決めて柏が先制。さらに後半アディショナルタイムに追加点を奪い、2-0の完封勝利を収めた。

 6日に新潟の本拠地デンカビッグスワンスタジアムで開催を予定していた一戦は大雪の影響により、試合中止が決定。翌日の7日に8日午後7時からカシマスタジアムで代替開催することが発表されていた。

 最初に好機を生み出したのは柏。前半4分、右サイドを突破したMF高山薫のパスをPA内で受けたFWレアンドロがオーバーヘッドで狙ったが、惜しくもボールは枠を外れた。さらに同19分には高山がPA外からミドルシュートを放つも、ゴールマウスを捉え切れなかった。

 なかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続いた新潟は前半23分、DF川口尚紀のパスを受けたFW鈴木武蔵が左足で狙うもGK桐畑和繁のセーブに遭い、さらに同35分にはMF田中亜土夢のパスから抜け出した鈴木が狙うも再び桐畑に阻まれてしまう。

 スコアが動かないまま迎えた後半19分、柏に決定機が訪れる。レアンドロのパスからPA内に侵入したMF太田徹郎のシュートはGK守田達弥のセーブに遭うも、こぼれ球に反応した太田のパスをフリーのFW工藤壮人が右足で合わせる。しかし、ゴールラインぎりぎりでDF舞行龍ジェームズにクリアされて、先制点を奪うには至らなかった。

 だが後半21分、太田のアーリークロスをDF大野和成がクリアミスしたボールに反応したレアンドロが右足で流し込んで、柏が先制に成功した。

 同点に追い付きたい新潟は後半35分、MFレオ・シルバの縦パスから完全に抜け出した田中が桐畑までかわすが転倒。何とか体勢を直して放ったシュートは、クロスバーに直撃した。さらに同36分には同42分にはFWラファエル・シルバのシュートがDFに当たってコースが変わるも、桐畑のビッグセーブに遭って同点には追い付けず。

 後半アディショナルタイムにCKの流れからDF鈴木大輔が押し込んで2-0とした柏が、そのまま逃げ切って完封勝利を収めた。今季限りで退任が発表されているネルシーニョ監督のラストマッチを白星で飾った柏は、勝ち点と得失点差で鳥栖と並びながらも総得点で上回り、ACL出場へ望みをつなぐ4位でのフィニッシュを決めた(G大阪が天皇杯で優勝すると、柏がACLプレーオフ出場)。一方の新潟の最終順位は12位となった。


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