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MVP受賞の遠藤、ドタバタ帰阪に「できれば大阪城ホールで…」

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 個人賞よりも、チームとしてこの場に立てたことがうれしかった。「2014 Jリーグアウォーズ」が9日、横浜アリーナで開催され、9年ぶりのリーグ制覇を達成したガンバ大阪のMF遠藤保仁が最優秀選手賞(MVP)に輝いた。

「団体競技なので、個人がスポットを浴びるのはあまり好きではないけど、評価されてのことなので、うれしく思います」。式典出席後、報道陣の取材に応じた遠藤は、34歳で初受賞となったJリーグMVPの感想を語った。

 優勝したG大阪はチーム全員でJリーグアウォーズに参加し、J1優勝の表彰を受けた。「全員で来れたのが一番うれしいこと。ステージに全員で上ることができた。優勝チームはあらためていいなと思った」。昨季もJ2優勝チームとして表彰を受けた。「2年連続でチーム全員でここに来ることができた。来季もまた来たいと思うし、天皇杯にもいい雰囲気で臨めると思う」と優勝の喜びをかみ締めつつ、3冠が懸かる13日の天皇杯決勝にも言及した。

 天皇杯決勝を戦うG大阪、山形を除く全チームは今シーズンの日程をすべて終了しているが、4日後に大一番を控えるG大阪の選手は式典終了後、新幹線に飛び乗り、足早に帰阪。遠藤は「できれば大阪城ホールでやってほしかった」とジョークを飛ばしながらも、「日程は大変だけど、次の試合もいいコンディションで臨みたい。3冠に向けて気持ちを高めて、いい準備をしたい」と表情を引き締めていた。

(取材・文 西山紘平)

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