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F東京が新体制を発表 スローガンは昨シーズンに続き「Bello e Aggressivo!」

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 FC東京は4日、都内で新体制記者会見を行った。会見には大金直樹代表取締役、立石敬之ゼネラルマネジャー、マッシモ・フィッカデンティ監督、石井豊強化部長、安間貴義新コーチ、そして期限付き移籍から復帰した4選手を除く、新加入5選手が出席した。

 会見の冒頭で大金代表取締役は、「編成については2014シーズンで戦った選手のボトムアップをしていきます。日本代表に選出されている選手もおりますし、もう日本代表に選ばれてもいいという選手もいると思っています。まずは、そのボトムアップをする。チームとして一つになる。これが2015年のキャッチフレーズだと思っています」と、今シーズンのチーム編成について説明した。

 そして、今季のスローガンが昨年に続き、『Bello e Aggressivo!――すべては勝利のために――』に決定したことを発表。大金代表取締役は、「主たるスローガン『Bello e Aggressivo!』は、昨年と同じです。『美しく素晴らしい、そして攻撃的なサッカー』という意味です。副題が変わりました。『――すべては勝利のために――』ということです。これは、選手、スタッフ、それぞれ勝利のためにというのを、最優先にしましょうということです。そして勝利のためには、チームが一つになること。チームが一つになることは、この小平のグラウンドで、ピッチ上でチームが自身を持って戦える。そんなトレーニングできるようになれば一番いいと思っています。今年はマッシモ監督2年目となります。とにかく勝つ。そのこだわりを持ってやっていきたいと思います」と、新シーズンに向けて意気込みを述べている。

 今シーズンからゼネラルマネジャーに就任した立石氏は、「僕たちは今のJリーグの3大タイトルを一つでも多くとって行きたい。東京五輪のある2020年に向けて、一つでも多くのタイトルを獲り、それまでには10個のタイトルを獲っていきたい。それくらいのスピード感を持って進んでいきたいと思います」と力強く宣言した。

 就任2年目となるマッシモ・フィッカデンティ監督は、「昨年のシーズンの結果には、決して満足はしていません。しかし、大事なことはグラウンドで成し遂げた内容だと思っています」と言い、昨シーズンでチームの土台ができたと続ける。

「去年の内容をしっかり振り返ったときに、やはり守備の構築が言えると思います。同時に14試合負けなしの時期はチームとしても内容の良い時期だったと思います。また若い選手たちの活躍というところもチームにとっては大きな材料でしたし、最終的にJリーグのクラブで一番多くの選手を送り込んだことも、FC東京には大きなベースの一つになったと思います。今年も、そうしたベースを基に、しっかり仕事をしていこうと思います」。

 すでに1月22日から30日までの沖縄キャンプを終えているF東京は、2月9日から17日までの宮崎・都城キャンプ、2月18日から21日までの福岡キャンプを行い、シーズン開幕に準備を進めていく。

(取材・文 河合拓)

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