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好パフォーマンスの要因は“茶髪”!? 浦和MF関根「髪型が目立ったかは分からない」

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[4.4 J1第1ステージ第4節 浦和1-0松本 埼スタ]

 右サイドで圧倒的な存在感を放った。今季初先発を飾った浦和レッズMF関根貴大は、持ち味である鋭いドリブル突破で、何度も松本山雅FC守備陣を切り裂いて好機を演出し続けた。そのパフォーマンスには、敵将の反町康治監督も「関根は良い選手。ほしいと思いましたよ」と脱帽したほどだった。

「今週は練習試合も含めて、すごく調子が良かったので自分でもやれる自信があった」と胸を張って答えた関根は、試合開始からエンジン全開。ボールを受けたら、とにかく仕掛ける。対面するMF岩沼俊介の監視下に置かれようとも、「(岩沼が)密着してついてきたので、やりづらさはありました。でも、ボールを受けてからはあまり詰めてこなかったので、自分の間合いで仕掛けられたと思う」とテンポの良いドリブルで幾度となく右サイドをえぐった。

 後半40分のDF森脇良太の決勝点をお膳立てするだけでなく、90分間ピッチに立ち続けてチームの勝利に貢献。「90分間、体力が持つかなという不安もありましたけど戦い抜けましたし、警戒された中でも個の力で打開できたのは良かったですね」と満足気に試合を振り返っている。

 好パフォーマンスの裏側には、一つのきっかけがあった。「自分の中であまり調子が良くなかったので何か変えたいなと思っていたんです。2週間ちょっと前ですかね。気分転換という感じで髪を染めたのは」と髪の毛を茶色にした理由を明かした。「何か自分できっかけがほしくて、またやっていこうという気持ちにはなれました」と気持ちを切り替えて試合に臨めたことが、好パフォーマンスにもつながったと話した。

 プレー同様に鮮やかな茶髪もピッチ上に映えた。しかし、本人は「髪型が目立ったかは分かりません」と苦笑しながらも、「ただ、そこも含めて自分らしさを出して行きたいし、自分が試合を決定付けられる選手になりたい」と視線を上に向けて答えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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