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「11年間で初めて」…決勝点の浦和MF梅崎の意外な初体験

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[4.18 J1第1ステージ第6節 浦和 2-1 横浜FM 埼スタ]

 意外なことに初ゴールだった。この試合まで浦和レッズMF梅崎司はJ1リーグに191試合出場し、21のゴールを挙げてきた。しかし、「ヘディングで決めたことはなかった」。

 横浜FMに先制を許しながらも前半42分にMF武藤雄樹のゴールで同点に追い付いた浦和は、さらに前半アディショナルタイムに逆転となるゴールを奪う。FWズラタンが放ったシュートはGK榎本哲也のセーブに遭ったが、こぼれ球を拾ったMF関根貴大のクロスを梅崎がダイビングヘッドで押し込んでスコアを2-1とした。

「(シュートの)準備はしていましたが、関根がシュートを打つかなという流れでした。でも関根がよく見てくれていたので、基本に忠実にヘディングで叩こうと思っていました。半分以上は関根のゴールだったかなと思います」

 このゴールが、意外なことに梅崎にとって初のヘディングでのゴールとなったようだ。「ヘディングでは初めて。過去11年間、ヘディングでのゴールはゼロだったんです」と苦笑したものの、「でも、ヘディングで1点取りたいという目標を立てていましたし、去年から取り組んでいました。難しくないシュートだったかもしれませんが、一つ結果を残せたのは嬉しいですね」とヘディングでの初ゴールに笑顔を見せた。

 梅崎のヘディングでの初ゴールが決勝点となり、チームは開幕からの無敗を継続させて単独首位に立った。「この良い循環を続けていきたい」と背番号7は胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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