[5.31 J2第16節 大宮2-0福岡 NACK5]

　J2で上位争いを繰り広げている他チームが勝ち切れない中、首位に立つ大宮アルディージャはホームで福岡に2-0の勝利を挙げた。この結果、今シーズンはホームで7勝2分と無敗が続いている。嬉しい悲鳴を上げるのが、DF和田拓也だ。

　前半に相手を圧倒しながらも、2点を挙げたのは後半アディショナルタイムだった試合を振り返り、和田は「前半のうちに点を決めておきたいゲームでしたけど」と前置きをして、「それでもトータルして攻撃的にいけましたし、結果的に2-0なので悪くないかなと思います」と捉えた。

　左サイドバックとして、無失点で試合を終えられたことも喜ぶ。「そこまで今日は危ないシーンもありませんでしたが、攻められるシーンも後ろは落ち着いていました。多少、そういう時間があっても、今は守れる自信があります」と胸を張った。

　そして、今シーズンのホームで9戦無敗という話題を振られると、「負けないから、オレ、前日に食うものを変えられないんですよ」と、ジンクスがあることを明かした。そして「最近、(試合前日に)インドカレーを食べているんですよ。もう飽きたんですけど、やめられないですよね。ホームでの3戦目くらいから、ずっと食べてます。もういいかな、と思っているんですけど、途切れるまでは変えられませんね」と苦笑した。

　大宮は6月6日の17節もホームで讃岐と対戦する。フィールドプレーヤーで唯一のフル出場を続けている和田は、「今はチームが勝つリズム、良い流れができているので、それは変えずにいきたい」と言い、自身の願掛けも続けるつもりだ。

(取材・文　河合拓)