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前節の弟に続いて…4年ぶり東京V復帰の高木善朗が「恩返し」の決勝点

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[7.22 J2第25節 熊本0-1東京V うまスタ]

 東京ヴェルディはアウェーでロアッソ熊本に1-0で競り勝ち、2連勝を飾った。前節・北九州戦に続く2試合連続の1-0勝利。北九州戦で決勝点を決めたFW高木大輔に続き、今度は兄のMF高木善朗が決勝点を奪い、順位も5位に浮上した。

 東京Vは前半19分、PA内左の角度のない位置からFW杉本竜士が左足でシュートを狙い、CKを獲得。このプレーから最後はこぼれ球に高木大が頭で合わせたが、惜しくも右ポストを叩いた。

 東京Vユース出身で駒澤大から今季加入したルーキーのDF大木暁が右SBで先発デビューを飾った東京V。前半35分にはその大木の右クロスに高木大が飛び込んだが、ヘディングシュートは枠を捉えることができず、2戦連発とはならなかった。

 スコアレスで折り返した後半16分からは杉本に代わって高木善がピッチに入る。15日に清水からの期限付き移籍が発表され、4年ぶりの東京V復帰となった高木善。復帰初戦となった北九州戦に続く2試合連続の途中出場で、高木大と兄弟2トップを組んだ。

 高木大は後半28分にベンチへ下がったが、その直後の29分だった。MF澤井直人から縦パスを受けた高木善が前を向くと、DFと対峙しながらわずかなシュートコースを見つけ、左45度から右足を振り抜いた。これが鮮やかにゴール右のサイドネットへ。清水在籍時にナビスコ杯や天皇杯で得点は決めていたが、Jリーグでのゴールは東京V時代の11年6月19日に行われたJ2富山戦以来、約4年ぶりとなった。

 結局、この1点が決勝点に。高木善は試合後のヒーローインタビューで「いろんな人のおかげでヴェルディに帰ってこれたので、ちょっとは恩返しできたかなと思う。4年ぶりに自分のいいところを見せられてよかった」と、復帰後初ゴールを素直に喜んでいた。

[J2]第25節 スコア速報

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