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浦和、阿部のPK弾で先制も…甲府に追い付かれて4戦白星なし

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[7.29 第2ステージ第5節 浦和 1-1 甲府 埼玉]

 J1は29日、第2ステージ第5節を行い、埼玉スタジアムでは浦和レッズヴァンフォーレ甲府が対戦し、1-1で引き分けた。第2ステージ開幕節で勝利を収めた浦和だが、4試合白星なしとなった。

 ホームの浦和は25日に行われた第4節名古屋戦から、出場停止のDF森脇良太に代えてDF岡本拓也を先発起用。一方の甲府は前節松本戦から先発2人を入れ替え、FW伊東純也とDF新井涼平がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半10分、甲府がCKから好機を迎えるがMF下田北斗のキックからDF津田琢磨が狙ったヘディングシュートは枠を捉え切れず。対する浦和は同14分にMF柏木陽介のCKをMF阿部勇樹がヘッドで合わせるが、ボールは枠上に飛んでしまった。徐々にリズムを作る浦和は同16分、MF高木俊幸がミドルレンジから強烈なシュートを放ったがクロスバーに弾かれて先制点を奪うには至らない。

 その後もボールを支配する浦和だが、人数を割いた甲府守備陣を崩し切れずになかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。しかし、前半38分に浦和が先制に成功する。攻撃参加した岡本がPA内でMF阿部翔平のファウルを誘ってPKを獲得すると、阿部勇がきっちりと蹴り込んでスコアを1-0とした。

 浦和が1-0とリードしたまま後半を迎えても攻める浦和、守る甲府という構図は変わらない。後半12分にはMF武藤雄樹の落としを受けたMF関根貴大が中央に切れ込んでシュートを放つもGK河田晃兵の横っ飛びのセーブに遭い、同14分には関根のパスをPA内で受けた高木が狙ったが河田の守備範囲に飛んで追加点とはいかなかった。

 さらに後半20分には武藤の浮き球のパスから、ゴール前でフリーになったFW興梠慎三が放ったシュートが河田に阻まれる。すると、ここから甲府がカウンターを発動。後方からのロングボールを左サイドで受けた伊東が対面する岡本を振り切って中央へ持ち込むと、右足を振り抜いてネットを揺らして試合を振り出しに戻した。浦和はこのプレーで岡本が負傷し、MF青木拓矢との交代を余儀なくされた。

 その後、両チームともに選手交代を行い、最後までゴールを狙ったが後半アディショナルタイムの槙野のシュートが河田に阻まれ、FW阿部拓馬のシュートがGK西川周作にストップされるなど勝ち越しゴールは生まれず。試合は1-1の引き分けに終わった。

(取材・文 折戸岳彦)
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