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清水と新潟の残留争いは1-1ドロー…清水は1節で最下位脱出

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[8.16 J1第2ステージ第7節 清水1-1新潟 アイスタ]

 年間順位が最下位の清水エスパルスと、15位のアルビレックス新潟との残留争い直接対決は1-1で引き分けに終わり、勝ち点1を分け合った。清水は年間勝ち点を19とし、最下位を1節で脱出した。

 積極的な入りを見せたのは清水。前半4分、FWピーター・ウタカが左サイド深くまでえぐり中央に折り返す。これをニアに走り込んだFW鄭大世が頭で合わせるもゴール左。同12分にはMF大前元紀の右からのFKをPA内でつないで最後はDFカルフィン・ヨン・ア・ピンがボレーもわずかにゴール上に外れた。

 対する新潟は、立ち上がりからの猛攻をMFレオ・シルバを中心に耐え凌ぐと前半16分に右CKを獲得。MF加藤大が入れたボールをFW指宿洋史がヘッドで合わせて、先制のゴールネットを揺らした。しかし、その後は柳下正明監督が「1点取ってから全体的にミスが多かった。早く点を取って気を緩めてしまった」と語るように、清水に主導権を握られる時間帯が続いた。

 清水は前半36分、ウタカの左クロスをゴール前に顔を出したMF枝村匠馬が左足ボレー。決定的な場面だったが、GK守田達弥の好セーブに阻まれる。それでも枝村が前半42分にPKを獲得すると、これを大前が冷静にゴール右へ流し込み、同点。大前は3試合連続ゴールとなった。

 勢いに乗る清水はサイドを中心に攻撃を組み立てる。後半14分、MF六平光成がMFミッチェル・デュークとのパス交換から左PA内に侵入し、中央へラストパス。これをウタカが右足で狙うも右へ外れる。同32分には、途中出場のMF竹内涼の右クロスからPA左でフリーで待っていたMFミッチェル・デュークが右足ボレーも枠をとらえきれない。

 終盤にはお互いに猛攻を仕掛け、残留へ向けて気持ちの入ったプレーを見せたがゴールネットを揺らすには至らず、白熱の一戦は1-1で試合終了。年間順位で最下位を脱出したが、清水の田坂和昭監督は試合後のインタビューで、「前回の試合よりは内容が良くなってきているが、今は内容のことをどうこう言っている時間はない。何としても勝ち点3を取らなくてはならなかった」と唇をかんだ。

●[J1]第2ステージ第7節 スコア速報

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