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“我慢”と“修正”で劇的勝利、千葉DF金井「今は内容より勝ち点3」

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[8.23 J2第30節 横浜FC 0-1 千葉 ニッパツ]

 序盤はバタついた。横浜FCの両アウトサイドのDF市村篤司とMF永田拓也を捕まえ切れず、好機を創出されてしまったジェフユナイテッド千葉。しかし、ここで失点を防ぐと、徐々に落ち着きを取り戻して主導権を握り返していった。

「相手が勢いよく来ました」と振り返ったDF金井貢史は、「相手のシステムに対して、どうやってハメていくか練習もしていましたが、立ち上がりはうまくいかず、サイドで数的不利な状況が生まれてしまいました」と序盤のバタつきの要因を語った。

 しかし、前半も20分を過ぎたあたりから横浜FCの勢いが弱まっていく。それは、なぜか。千葉が修正を施したからだ。「試合中に選手同士で話し合いましたし、(関塚隆)監督が『FWが(プレッシャーに)行け』と話してから、前の選手が守備を頑張ってくれました。そこから、守備がだいぶハマるようになって、チームも落ち着きました」(金井)。

 後半アディショナルタイムに生まれたFW松田力の劇的な決勝弾で勝利を引き寄せたが、「何よりも序盤に失点しなかったことが大きかった」と金井が話したように序盤のピンチを乗り切り、試合中に修正を施したことが勝ち点3獲得につながった。

「我慢強く戦えたのが今日の収穫。今は試合内容よりも勝ち点3が必要なので、とにかく勝てて良かった」。3試合ぶりの勝ち点3獲得に、金井は安堵の表情を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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