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甲府、残留へ大きな白星…MF稲垣が価値あるJ初ゴール!!

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[10.17 第2ステージ第14節 山形 0-1 甲府 NDスタ]

 J1は17日、第2ステージ第14節を行い、NDソフトスタジアム山形ではモンテディオ山形ヴァンフォーレ甲府が対戦し、甲府が1-0の完封勝利を収めた。勝ち点3を上積みした甲府は、残り3試合で降格圏との勝ち点差を「9」に広げて残留に大きく前進した。

 最初に好機を創出したのはアウェーの甲府だった。前半15分、左サイドのMF阿部翔平のクロスをFWバレーがドンピシャのタイミングでヘッドで合わせるが、シュートは好反応を見せたGK山岸範宏に弾き出された。さらに同21分にはDF山本英臣が蹴り出したFKからFW阿部拓馬がヘッドでゴールを強襲したが、またもや山岸に阻まれて先制点を奪うには至らない。

 甲府は前半33分にも好機を生み出したが、阿部拓のスルーパスから完全に抜け出したMFマルキーニョス・パラナが、狙いすまして放ったシュートは山岸の横っ飛びのセーブに遭ってネットを揺らせず。守護神の奮闘に応えたい山形攻撃陣だったが、なかなかシュートまで持ち込むことができずに前半終了のホイッスルが吹かれた。

 スコアレスのまま後半を迎えると、後半16分に甲府がついに山形ゴールをこじ開ける。左サイドから阿部翔が上げたクロスのこぼれ球に反応したFW稲垣祥が右足で蹴り込んで、スコアを1-0とした。このゴールは稲垣にとってJ1リーグ初ゴールとなった。

 反撃に出たい山形は後半20分にFWディエゴがミドルレンジからゴールを脅かすも、GK河田晃兵の横っ飛びのセーブに阻まれる。さらに同44分にはゴール前に走り込んだDF渡辺広大が狙ったが、ジャストミートしなかったシュートは河田の手中に収まった。最後まで粘りの守備を見せて虎の子の1点を守り抜いた甲府が1-0の勝利を収めた。5試合ぶりに黒星を喫した山形は残り3試合で残留圏の15位神戸との勝ち点差「8」のまま、次節は神戸との直接対決を迎える。


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