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浦和、川崎Fと痛恨ドロー…年間首位・広島と勝ち点2差で最終節へ

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[11.7 第2ステージ第16節 浦和 1-1 川崎F 埼玉]

 J1は7日、第2ステージ第16節を行い、埼玉スタジアムでは浦和レッズ川崎フロンターレが対戦し、1-1で引き分けた。年間勝ち点で広島と並んでいた浦和だったが、この日、広島が勝利したため年間勝ち点2差で最終節を迎えることになった。

 ホームの浦和は10月24日に行われた第15節F東京戦から先発1人を入れ替え、出場停止のDF森脇良太に代わってDF岡本拓也がスターティングメンバーに名を連ねた。一方の川崎Fは前節横浜FM戦から出場停止のFW大久保嘉人ら4選手に代えてFW船山貴之、MF森谷賢太郎、DF車屋紳太郎、GK新井章太を先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半13分にシュートチャンスを創出したのはホームの浦和だった。FW興梠慎三の落としに反応したMF武藤雄樹がPA内に進入して狙うも、シュートは新井に阻まれてしまう。一方の川崎Fは同16分、PA内でボールを受けた森谷がシュートを放ったが、相手DFにブロックされたボールを最後はGK西川周作に弾き出されてネットを揺らすには至らなかった。

 すると、前半29分に浦和が先制に成功する。西川が蹴り出したゴールキックをFWズラタンがヘッドで落とすと、DF谷口彰悟の背後から走り込んで先にボールに触れた興梠が鮮やかなループシュートでネットを揺らし、スコアを1-0とした。しかし同45分、中村の縦パスを受けたMF大島僚太が中央の森谷へ預けると、森谷が華麗な反転から右足を振り抜いてゴールネットに突き刺し、川崎Fが試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、川崎Fは船山に代えてMF田坂祐介を投入する。後半5分には浦和が好機を迎えるも、右サイドのMF関根貴大の折り返しを狙ったズラタンのシュートはゴール右に外れた。さらに同9分にはカウンターを発動させると、興梠のパスを受けた武藤が左サイドから切れ込んでゴールを脅かしたが、シュートは好反応を見せた新井に阻まれた。

 すると後半20分、川崎Fをアクシデントが襲い、負傷したFW小林悠がDF小宮山尊信との交代を余儀なくされた。浦和は小林が負傷してピッチを後にする間にMF梅崎司とMF青木拓矢を同時投入して、状況を打開しようと試みる。しかし、好機を生み出したのは川崎Fだった。後半28分にはMF中野嘉大がドリブルで独走してPA内まで持ち込んだがシュートはMF阿部勇樹にブロックされ、同29分にはCKの流れから中村が送ったクロスを谷口がヘッドで狙うも西川の守備範囲に飛んでしまった。

 後半39分には右サイドの梅崎が狙いすましたシュートでゴールを脅かしたが、ボールはクロスバーを叩いて勝ち越しゴールとはならず。さらに同41分にはPA内に進入した田坂のシュートが距離を詰めた西川に阻まれるなど、両チームともに最後まで勝ち越しゴールを狙ったが、スコアは1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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