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祝大宮、劇的大逆転でJ1復帰!感涙渋谷監督、決勝PK家長「ここで外したら大宮を歩けない」

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 J2第41節が14日、各地で行われた。勝てば1年でのJ1復帰を決める大宮アルディージャはホームで大分トリニータと対戦。2点の先行を許す苦しい展開ながら、FWムルジャの2発とFW家長昭博のPKで3-2と大逆転に成功し、J1復帰とともにJ2優勝を決めた。一時はJ1自動昇格争いは、勝ち点1差で3チームが最終節に向かうかと思われたが、大宮がいち抜けを決めた。

 劇的な展開に沸くNACK5スタジアム。「選手たちが頑張ってくれた」と声を震わせたのは渋谷洋樹監督。2ゴールのムルジャは「本当にハッピー。全員で頑張ってこの瞬間を迎えることができてうれしい」と喜ぶ。決勝PKを決めた家長は、「何とも言えない。うれしいです。ここで外したら大宮を歩けないと思った」とホッと胸をなで下ろした。

 そして残りのJ1自動昇格1枠は、2位のジュビロ磐田と3位のアビスパ福岡の一騎打ちとなった。この日、12時開始の試合で福岡はホームで愛媛FCと対戦。前半35分にDF中村北斗が挙げた得点を守り抜き、1-0で勝利した。

 福岡が先にゲームを終え、プレッシャーをかける状態になったが、14時開始の試合でジュビロ磐田はホームで横浜FCと対戦。ただ、チャンスの数で横浜FCに上回られるなど、厳しい展開を強いられる。相手シュートがクロスバーを叩くなど、運にも恵まれた磐田は、スコアレスドローで勝ち点1を獲得。2位を死守した。

 しかし、両チームの差は勝ち点差なしの得失点差で磐田が「5」上回るのみ。23日の最終節は目の離せない状況になった。磐田は敵地で大分と、福岡は敵地で岐阜と対戦する。

 なお、大宮に敗れた大分は21位以下が確定。最低でもJ2J3入れ替え戦に回ることが決定した。ただ、最下位・栃木SCも京都に敗れたため、勝ち点差「3」は変わらず。得失点差が「13」あることから、大分が入れ替え戦に出場することが決定的となった。


●[J2]第41節 スコア速報

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