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長崎がC大阪に快勝、PO争い一歩抜け出す!4位決められずC大阪は1か月勝利なし

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[11.14 J2第41節 長崎2-0C大阪 長崎県立]

 V・ファーレン長崎がホームでセレッソ大阪を2-0で下した。連敗を止め、4試合ぶりの白星を挙げた長崎が、勝ち点を60に乗せて6位に浮上。J1昇格プレーオフ争いで一歩抜け出した。一方、勝てばプレーオフ準決勝のホーム開催となる4位を確定させることができたC大阪だが、今季3度目の連敗。未勝利は5戦に伸び、1か月勝利から見放されている。さらに、ここ9戦でわずか1勝と、J1昇格に暗雲が垂れ込めている。

 試合が動いたのは後半10分だった。左サイドを突破したMF古部健太のクロスを逆サイドへ走り込んだMF佐藤洸一がワンタッチでゴールに流し込み、長崎が先制に成功。昨季までは3季連続で2桁ゴールを記録していた佐藤だが、苦しんだ今季はこれで3得点目となった。

 追加点は後半21分、MF岸田翔平が浮き球で折り返したボールをFWイ・ヨンジェがオーバーヘッドで狙う。これが混戦を抜けるパスになり、左サイドから走り込んだMF梶川諒太が押し込み、勝利を決定づける得点になった。

 6位から8位まで同勝ち点ながら、長崎は得失点差の関係でプレーオフ圏外の7位で今節を迎えていた。しかしこの試合を迎えるまでに、8位の東京ヴェルディがツエーゲン金沢と1-1の引き分け、そして6位・ジェフユナイテッド千葉がファジアーノ岡山に0-1で敗れるなど、勝てば一歩抜け出すチャンスとなっていた。

 ホーム最終戦を白星で飾った長崎は、23日のアウェー北九州戦に勝利すれば、自力で2年ぶりのPO進出を決めることができる。先制点を奪った佐藤は「今季なかなか得点が出なかったので、最後に、チームが苦しいときに自分のゴールで勝たせることが出来て良かった」。追加点の梶川は「勝つしかないと思っていたのでよかった。まだまだ気は抜けないので、最後までしっかりやりたい」と力を込めた。


●[J2]第41節 スコア速報

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