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157ゴール達成の寿人、記録更新は「来季に取っておくということで」

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[11.22 J1第2ステージ第17節 広島5-0湘南 Eスタ]

 サンフレッチェ広島が第2ステージ優勝を飾るとともに、年間勝ち点1位でレギュラーシーズンを終え、チャンピオンシップ決勝への出場権を獲得した。J1第2ステージ第17節が22日、各地で行われ、広島はホームで湘南ベルマーレに5-0で快勝。2年ぶり3度目のリーグ王者を目指し、11年ぶりに復活するチャンピオンシップに決勝から参戦することが決まった。

 3万3210人の大観衆が詰めかけたホーム最終節で決めた。2-0で迎えた前半42分、左サイドを縦に仕掛けたMF清水航平のクロスにFW佐藤寿人がヘディングで合わせる。8試合ぶりのゴールが今季12ゴール目となり、J1通算157得点目。この試合をスタンドから観戦していたFW中山雅史(アスルクラロ沼津)の持つJ1歴代最多得点記録に並んだ。

 試合直後のピッチでインタビューを受けた佐藤は「大好きなゴンさんの数字に並ぶことができて、できれば今日超えたかったけど、それは来シーズンに取っておくということで」と喜びを表現した。

 8月29日の名古屋戦で156ゴール目を決め、あと1点まで迫ってから約3か月。“生みの苦しみ”に終止符を打った佐藤は得点後、「157」の数字がプリントされたユニフォームを掲げ、ベンチ前ではチームメイトの胴上げも受けた。

「素晴らしい仲間とプレーすることができているので、あとは自分次第だと思っていた。とにかくホームで決めることができて良かった」。自身の大記録を彩る第2ステージ優勝と年間勝ち点1位。次はいよいよチャンピオンシップだ。「チャンピオンシップも勝って、真の王者になりましょう!」。寿人は満員のスタンドに向かって、大声でそう呼びかけた。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第2ステージ第17節 スコア速報

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