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広島GK林、リーグ最少の30失点にも「30を切りたかった」

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[11.22 J1第2ステージ第17節 広島5-0湘南 Eスタ]

 リーグ最少失点にも満足しなかった。第2ステージ優勝と年間勝ち点1位に輝いたサンフレッチェ広島。リーグ戦34試合での総失点数は「30」と、リーグ最少の数字を残した。

 昨季、浦和へ移籍したGK西川周作に代わる守護神候補として仙台から完全移籍で加入し、10年ぶりの古巣復帰となったGK林卓人は今季リーグ戦全34試合にフル出場。リーグ最少失点に大きく貢献したが、「(年間の失点数で)30を切りたかったので、満足感はない」と言い切った。

 4-0の後半38分、DF遠藤航のクロスに合わせたFW藤田祥史のヘディングシュートを鋭い反応で弾くと、直後のCKのピンチも落ち着いて防いだ。3試合連続の完封勝利で第2ステージ優勝、そして年間勝ち点1位に花を添えた。

「(失点)ゼロで抑えたかったし、それを達成できたことは良かった。点差が開こうが開くまいが、常にゼロを目指すのはキーパーとして当たり前」。そう淡々と語った新守護神は今シーズンを振り返り、「自分のミスでやられたシーンもまだまだ多い。自分の力のなさで失点が増えた部分はある。まだまだ力が足りない」と、どこまでの貪欲だった。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第2ステージ第17節 スコア速報

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