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初めてPO出場権逃した千葉…GK岡本「ショックですし、不甲斐ない」

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[11.23 J2第42節 千葉 0-2 讃岐 フクアリ]

 下部組織からジェフユナイテッド千葉一筋、プロ14年目を迎えたGK岡本昌弘。今シーズンはGK高木駿にゴールマウスを譲る時期もあったが、残り3節となった第40節東京V戦からレギュラーの座を奪い返し、プレーオフ出場の可能性を残した最終節も先発としてピッチに立った。

 しかし前半9分、ミスから先制点を奪われてしまう。左サイドから送られたクロスに対し、岡本は飛び出したもののクリアし切れず。すると、その流れから最後はDFエブソンにヘディングで叩き込まれてしまった。プレーオフ出場には勝利が絶対条件となる中での先制点献上。岡本は「僕の技術的なミスだったと思う。先制を許してしまい、相手に引かれたので試合の入りが悪くなってしまった」と唇を噛んだ。

 だが、「どうしてもGKは失点に直接関わるので、引きずったら当然ダメだと思います。仲間が点を取ってくれると信じていましたし、後ろは追加点を奪われないように我慢しようとしました」と気持ちを切り替えると、前半17分にMF永田亮太との1対1をストップするなど、讃岐に追加点を許さない。

 千葉は同点ゴールを奪いに行くが讃岐守備を崩し切れないまま、時計の針は進んでいく。すると、後半35分にFW木島良助に鮮やかなミドルシュートを沈められ、0-2の完封負け。12年のプレーオフ導入後、初めてプレーオフの出場権を逃すことになった。

「本当にショックですし、不甲斐ない。何をしているんだと自分自身に思います。試合に出たら、結果を残さないといけません。もっと、自分に何かができていれば、もしかしたら違う順位にいたかもしれない。そう思うと本当に悔しいです」。32歳を迎えた生え抜きGKはJ2降格以降、最低となる9位という結果に悔しさを滲ませた。

(取材・文 折戸岳彦)
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