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2戦連続決勝点の町田FW鈴木孝「入る気しかしなかった…」

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[12.6 J2・J3入れ替え戦第2戦 大分0-1町田 大銀ド]

「素直にうれしいです」と安堵の表情を浮かべたFC町田ゼルビアのFW鈴木孝司がJ2・J3入れ替え戦の2試合で3得点を挙げ、チームを4年ぶりのJ2復帰に導いた。

 第1戦を2-1で先勝した町田は、敵地で行われた第2戦は苦戦を強いられ、前半はほとんどチャンスを作ることができなかった。前半34分にはPKを与えてしまったが、GK高原寿康がFW高松大樹のキックを読み切り、横っ飛びセーブでピンチを免れた。すると、同12分に町田もPKを獲得。鈴木孝がほぼ正面に決めて、これが決勝点となった。

 PKの場面を振り返った鈴木孝は、「入る気しかしなかった…ですけど、コースが甘かったし、読まれていたけど、来てくれたサポーターのみなさんのおかげで入ったと思います」と、照れ笑いを浮かべた。

 第1戦で2得点を挙げた鈴木孝は試合後、「まだ何も決まっていない」と話し、この試合に並々ならぬ決意で臨んでいた。「この1戦が自分たちの人生を左右する。最初から最後まで全員で戦おうと、1つ1つのところで負けないように戦った結果が、1-0という僅差でしたが、勝利につながったと思います」と、チーム一丸で掴み取った勝利だったと強調した。

 鈴木孝はJ2に昇格した2012年に法政大から加入し、2013年にJFL、2014年からJ3で町田の一員としてプレーしてきた。来季は鈴木孝にとっても2度目のJ2参戦となる。「2012年、点が取れなくて悔しいシーズンを過ごした。J2の舞台に立つことが目標でもありましたし、スタートだと思うので、来年いかにそのカテゴリで結果を出せるかというのが勝負になってくる。今日はしっかり喜んで、切り替えて準備していきたい」と、来季へ向けて静かに闘志を燃やした。

●2015 J2・J3入れ替え戦

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