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元日本代表DF山口智が20年のキャリアにピリオド…J1J2通算581試合出場

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 元日本代表DF山口智が現役引退を表明した。

 山口は1978年4月17日生まれ、高知県出身の37歳。市原(現ジェフユナイテッド千葉)の下部組織出身で、17歳の時にトップチームデビューを果たした。若くしてレギュラーを獲得し、世代別代表としても活躍。2001年にガンバ大阪に移籍。多くのタイトル獲得に貢献し、常勝軍団への礎を築いた。2006年と2009年には日本代表にも選出された。

 2012年に千葉に復帰。そして2015年に京都に移籍していた。J1通算448試合出場は歴代10位。J2も含めると、通算出場数は581試合を数える。山口は京都を通じコメントを発表。現役引退への思いを語った。

「2015シーズンを最後に、現役引退を決意しました。

 17歳でのJリーグデビューから20年間、たくさんの出会いがあり、別れがあり、いい思いや辛い事もたくさんありました。

 高知の中学校からユースにスカウトして頂き、選手としてのスタートをさせてもらいプロというものの厳しさを教えて頂いた市原、11年間もの長い間たくさんの経験をさせて頂いたG大阪、再びプレーの機会を頂いた千葉、僕のデビューした西京極で20シーズン目を迎えさせて頂いた京都。すべての皆様、本当にお世話になりました。

 市原でデビューした時のワクワク感、残留争いの中での恐怖感、ガンバでのタイトルを獲った時の達成感や次への執着心は僕を成長させてくれました。また、千葉ではジェフを一度出た僕を温かく迎え入れて頂きました。プレーオフの記憶は一生消えることのない思い出です。最後のチームとなった京都では1年間と短かったですが、サンガでプレーできた事は大きな財産になりました。皆様の思うような結果を残せず申し訳なかったですが、思い入れのある西京極で聞いた温かい応援やチャントはとても嬉しかったです。

 数えあげればきりがないですが、今までの出来事すべてが僕にとって幸せでした。すべてのチーム関係者の皆様、スポンサー、ファン、サポーターの皆様、本当にありがとうございました。そして、大切な2人の息子、家族が居てこその、20年間だった思います。感謝しています。ありがとう」 


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